GARMIN Edge 1000 を使っていますが最近microUSB端子の接触が悪く、サイクリング中にバッテリーを給電しながらナビを使おうとしても給電が途切れてできません。
この際最新モデルに買い替えれば良いのですが端末が高く、現状の端末でも不満がありません。
また、メーカーに修理に出すと修理費用が高額になりますので自分で修理できるのでしたら自分で直して今の端末を使い続けたいです。
GARMIN の端末はどれも高くて安易に買い替えられませんよね。
国内のネット通販では修理部品が販売されていませんが、海外通販でしたら修理部品が入手できます。
GARMIN EdgeのmicroUSB端子接触不良を直す方法が分かる。
GARMIN EdgeのmicroUSB端子の接触不良で充電やデータ転送に不具合がある人。
GARMIN EDGEにmicroUSB端子を何度も抜き差しを続けますと、端子にガタつきが生じる事で接触が悪くなり、走行中に給電しながら使用しても給電が途切れてしまいます。
メーカーに修理を依頼しますと修理費用が高額になりがちですし、型落ちして古くなった端末は修理すら受け付けていません。
そこで本記事では、GARMIN EDGEの裏フタを外してmicroUSBコネクターを交換する方法について取り上げます。
目次
本記事の要約
microUSBの接触不良で充電が途切れる時は、海外通販で販売されているmicroUSBコネクターに付け替える事で、メーカーに修理依頼しなくても自分で修理できます。
メーカーに修理してもらうと高額になる
GARMIN Edge を修理する場合、GARMIN社の修理規定に基づき同一型番の本体と交換されて修理対応されます。
代替品の発送をもって修理完了となりますので短期間で端末が再使用できて良いですが、修理費用が端末本体の価格の30%~40%掛かります。
GARMIN Edge 修理料金一覧
商品名 修理価格(円) Edge 1050 29,700 Edge 1040 36,300 Edge 1040 Solar 40,700 Edge 1030 Plus 31,900 Edge 840/Soler 29,700 Edge 830 28,600 Edge 540 24,750 Edge 540 Solar 28,050 Edge 530 26,400 GARMIN 修理料金のご案内より抜粋(2024年10月現在)
また、発売されて年月が経った古い端末は修理サービスが打ち切られています。
GARMIN Edge修理サービス終了一覧
Edge 1030 Edge 1000J Edge 820J Edge 810J Edge 800J Edge 705 Edge 520J Edge 510J Edge 500 GARMIN 修理サービスを終了した商品より抜粋(2024年10月現在)
自分で部品を購入して修理する
最新モデルか少しだけ型落ちしたモデルでしたら高額でもメーカーに修理してもらえますが、発売から年月が経った型落ちの端末は修理すら受け付けてくれません。
メーカーが修理してくれないのでしたら不具合のある端末を処分して最新モデルの端末を購入するしかなさそうですが、修理部品をネット通販で購入して自分で修理する事ができます。
例えば、充電したりデータ転送したりする時に差したUSBがグラついて正常に充電やデータ転送ができない場合、microUSBのコネクター部の部品を購入すると良いです。
GARMIN Edge のmicroUSBコネクターは国内では販売されていませんが、海外通販で入手可能です。
GARMIN Edge の修理部品はAliExpress(アリエクスプレス 通称アリエク)かeBayで販売されています。
アリエクは市場価格より格安で販売されている商品は説明通りではないゴミ商品ですが、それなりの価格で販売されている商品は概ね良品です。
eBayで販売されている商品は少し割高ですので、それなりの価格の商品をアリエクで購入しますと安く修理部品が手に入ります。
GARMIN Edge microUSBコネクター修理手順
修理手順はシンプルで、本体裏フタを外してからmicroUSBコネクターを付け替えて裏フタを元に戻すだけです。
この記事で取り上げられている修理方法はGARMIN Edge 1000の物です。
型式の違いにより修理部品や修理方法が異なります。
作業自体は簡単ですが、万が一失敗したとしてもGARMIN社及び当ブログ管理人は一切責任を取れません。
自己責任で修理をお願いします。
手順1 本体の裏フタを外す
GARMIN Edge シリーズはトルクスネジで本体の裏フタを止められています。
ネジを外して裏フタを外しましょう。
ネジは左回しで緩められます。
丁寧にトルクスドライバーを回してネジを外しましょう。
なお、GARMIN Edge シリーズでも端末の違いにより、ネジサイズも違ってきます。
僕が使っているGARMIN Edge 1000 はトルクスT6で合いましたが、買い間違えを防ぐ為にトルクスドライバーのセットを購入すると良いです。
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ネジをすべて外しますと裏フタが外せられます。
裏フタにバッテリーやmicroUSBコネクターが装着されていますので、完全には分離できません。
手順2 microUSBコネクターを取り外す
GARMIN Edge シリーズはmicroUSBコネクターがフィルム配線で本体側と接続されています。
本体側接続端子を外し、裏フタからmicroUSBコネクターを取り外します。
モデルによっては本体に直接microUSBコネクターが取り付けられている場合もあります。
microUSBコネクターを買う前に本体裏フタを外して中の状態を確認しましょう。
microUSBコネクター部がしっかり装着されています。
指では外しづらい時には、microUSB接続部をマイナスドライバーで軽く押し込みますと外しやすいです。
microSDカード挿入部もマイナスドライバーで軽くこじりますと外しやすいです。
手順3 新しいmicroUSBコネクターに付け替える
GARMIN Edge の修理部品は 国内の通販では手に入りませんが、海外通販で購入できます。
取り外したmicroUSBコネクターと販売サイトの画像を見比べて、同じ物を購入します。
この写真は GARMIN Edge 1000 用microUSBコネクター
修理部品が届きましたら、裏フタに新しいmicroUSBコネクターをはめ込んでから本体の基盤にフィルム配線を接続しましょう。
裏フタに新しいmicroUSBコネクターをはめ込む。
本体の基盤にフィルム配線を接続する。
手順4 本体裏フタを取り付ける
パッキンがズレない様に注意しながら本体裏フタを取り付けますと作業終了です。
防水パッキンがズレているので
ピンセットで整え
裏フタの溝にパッキンをはめ込む。
最後に裏フタを閉じる。
防水パッキンが脱線した状態で無理に裏フタを固定しますと、パッキンが切れてしまいますので、作業は時間を掛けて丁寧に行いましょう。
不具合が解消されたか確認する
付け替えた新しいmicroUSBコネクターにmicroUSB端子を接続して、接続不良の不具合が解消されているか確認しましょう。
充電や給電に問題がないか確認する
まずは自宅でGARMIN Edgeに充電させてみて、充電中に接続が切れないか確認します。
接続した部分を触って充電が途切れないか確認する。
正常に充電できる事が確認できましたら、ロングライドを想定して自転車にGARMIN Edgeを付けて地図やメーター類を表示させます。
GARMIN Edge使用中の状態でモバイルバッテリーを用いて給電させて、走行中の振動で接続が途切れないか確認しましょう。
有線でのデータ転送に問題がないか確認する
GARMIN EdgeはWi-Fi接続でもデータ転送ができますが、有線でも正常にデータ転送ができるかmicroUSB経由でGARMIN Edgeに保存されているサイクリング走行ログをパソコンに取り込みます。
データ転送中に接続が途切れず正常に走行ログを取り込めましたら、動作確認完了です。
まとめ
メーカーに修理を依頼すると修理費用が高額になり、型落ちの端末だと修理を受け付けてくれない。
修理費用を安く済ませたり、型落ちの端末を直して使い続けたりしたい人は、海外通販で売られている修理部品を購入する事で、自分で修理できる。
GARMIN Edgeの修理手順は本体の裏フタを固定しているトルクスネジを外して裏フタをめくり、microUSBコネクターを新品に付け替えて裏フタを閉じる。
新品のmicroUSBコネクターの付け替え作業が終わったら、充電やデータ転送をして問題がないか確認する。
microUSBの接触不良が発生した時は新品のmicroUSBコネクターに付け替えて、今使っているGARMIN Edgeを今後も使い続けましょう。