シューズを変えて速く走れるのなら、買い替えてみたいですよね。
実際に履いて走ってみた感想が分かる。
ヒルクライムに適しているサイクルシューズを探している人
シマノ製サイクルシューズS-PHYRE SH-RC902についてまとめました。
この記事を読んで、シューズを買い替えてヒルクライムをより楽しみましょう。
それでは、どうぞ。
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目次
本記事の要約
シマノのサイクルシューズはシェア率が高い為、他社製のシューズより割安です。
シマノのワイド仕様のサイクルシューズは足幅が広い人に適しています。
S-PHYRE SH-RC902はソールの剛性が高く、きめ細かいフィット感の調整ができますが、その反面シューズの着脱がしづらいです。
以上の理由により、低ケイデンス高出力で走るヒルクライムに適していますが、平坦路走行にも向いています。
サイクルシューズ買い替えのきっかけ
2009年12月に購入したパールイズミのハイエンドサイクルシューズOctane LEを12年間使い続けていました。
使い続けて10年目あたりからベルクロ(マジックテープ)の接着が悪くなり、走行中にベルクロが外れる事がたまにありました。
そして12年目あたりから左側シューズのカーボンソールが剥がれ出してきて、ペダリング中に「パッカン、パッカン」とソールがシューズから浮き上がり、ペダリングに支障をきたす様になりました。
とりあえず暫定処置としてテープでソールを固定して一時的に使用続行すると共に、代わりになるサイクルシューズをネットで調べていました。
シューズサイズ選定について
サイクルシューズのサイズは同じシューズサイズでもメーカーによって大きさが若干違いますし、例え同じメーカーのシューズでも大きさが若干違う事がありますので、実際に試着しないと分からない面があります。
シマノ製のサイクルシューズにした理由
サイクルシューズ買い替えにあたり、まずは同じメーカー(パールイズミ)のハイエンドサイクルシューズを調べてみましたが実売価格が43,000円ぐらいでしたので、他社のハイエンドサイクルシューズも調べてみた所、シマノのサイクルシューズが良いと思い購入しました。
ハイエンドサイクルシューズで比較しますとパールイズミよりシマノの方が定価は4,000円程度安く、実売価格では1万円安いです。
以前店頭でシマノのノーマル仕様のサイクルシューズを試着した所、シューズが窮屈過ぎて足に合いませんでしたので不安でしたが、ワイド仕様の足幅の広さを信じてネットで注文しました。
典型的な日本人の足にはワイド仕様がおすすめ
僕の足は、足長に対して足幅が広い典型的な日本人の足です。
サイクルシューズは一般的に足長に対して足幅が狭い欧米人向けに作られていますので、もしサイズが合わなくてもアマゾンでしたら試着して合わない場合には返品できる事からワイド仕様を選択した所、今まで履いてきたサイクルシューズの中では一番足にフィットしました。
また、足にフィットしている割には、靴幅の窮屈さが感じられません。
僕は日常のシューズは26.5cmを履いています。
サイクルシューズのサイズはパールイズミではEU43を履いていましたが、シマノに相当するサイズではEU43のワイド仕様が同等のサイズでした。
S-PHYRE SH-RC902の特徴
レース志向のハイエンドサイクルシューズですのでよくフィットしますし、ペダルを踏み込んでもよりペダルに力を伝達できる感覚があります。
Boaダイヤルできめ細かい調整ができる
シマノのサイクルシューズはミドルグレードからシューズの締め付けにBoaダイヤルを採用していますが、ハイエンドモデルのシューズでは2か所に緩めても調整できる上位グレードのBoaダイヤルが採用されています。
きめ細かい締め付けの調整ができますので簡単に脚にフィットさせられますし、締め付けを緩める微調整もできます。
その為、走行中でも止まらずにシューズの締め付け具合を調整できますので、走行中にシューズの締め付けが窮屈だと感じましたら止まる事無く調整できる所が良いです。
ソール全体がペダル踏み面の様な剛性
ハイエンドサイクルシューズS-PHYRE SH-RC902はシマノのサイクルシューズの中で一番剛性指数が高い12だけあって、ヒルクライムを低ケイデンス高出力でペダルを踏み込んでもソールが曲がる様な感覚がありません。
チタンとカーボンのハイブリッドソールのパールイズミのハイエンドサイクルシューズOctane LEを寿命になるまで履き続けていましたが、S-PHYRE SH-RC902はOctane LEと同等以上の剛性がありましたので、シューズのソール全体がペダル踏み面の様な感じでペダルを漕げました。
カーボンソールなのでそこそこ軽い
ヒルクライム用として購入したパールイズミの超軽量サイクルシューズOctane SLと比べますと重量が重いですが、シマノのサイクルシューズS-PHYRE SH-RC902はカーボンソールですのでサイクルシューズの中では軽量です。
クリート込みの重量はOctane SLが510gに対してS-PHYRE SH-RC902が575gと65g重量が重いですが、パールイズミのエントリーグレードのサイクルシューズRACE RD 2は655gですのでナイロンソールより80g軽量です。
フィットする反面着脱しづらい
シマノのサイクルシューズS-PHYRE SH-RC902は足によくフィットしますが、その反面シューズの着脱はしづらいです。
Boaダイヤルを多めに緩めませんとシューズが着脱できない為、通勤通学や観光ライドには向きません。
ですので、通勤通学や観光ライドをする場合はベルクロ式かバックル式のサイクルシューズが適しています。
ヒルクライムに効果的
クリートの位置調整をしっかり行い、さっそくヒルクライムでシマノのサイクルシューズS-PHYRE SH-RC902を履いて走りました。
1週間前はパールイズミのサイクルシューズOctane SLを履いて走りましたら平均出力222wタイム52分03秒でしたが、その1週間後にS-PHYRE SH-RC902を履いて同じコースを走りましたら平均出力226wタイム51分30秒と33秒速く走れました。
S-PHYRE SH-RC902を履いた直後は若干シューズの重さを感じましたが、実際走りますとそれほど重さを感じる事はありませんでした。
剛性はOctane SLより高く、踏み込んだ力がよりペダルに伝わる感じがしました。
Octane SLは同じシューズサイズEU43でも若干窮屈でしたのでベルクロを緩めに固定しませんとライド中に足が痺れてきますが、S-PHYRE SH-RC902のシューズサイズEU43ワイド仕様はライド中に足の痺れがまったくありませんでした。
シューズは伝達効率に直結する
エントリーグレードのサイクルシューズに採用されているナイロンソールでも日常のシューズと比べますと十分に伝達効率が高いですが、ハイエンドモデルに採用されているカーボンソールはナイロンソールより伝達効率が高くペダルを踏み込んでもソールの剛性不足を感じる事がない為、パワーロスはより小さくなります。
ですので、特に低ケイデンス高出力で走るヒルクライムに適していますし、しっかりフィットするサイクルシューズはペダリング中にシューズの中で足が遊ぶ事がありませんので、平坦路を走る場合にもシマノのサイクルシューズS-PHYRE SH-RC902はおすすめです。
ハイエンドモデルですので実売価格は3万円前半と高めですが、ドライブトレインやタイヤと同じくらいサイクルシューズも伝達効率向上に効果があります。
一度サイクルシューズを購入しますと5年以上は使えますので、レース志向の人は予算の許す限り剛性が高いサイクルシューズを選びましょう。
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足幅が狭い人向けのサイクルシューズです。
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足幅が広い人におすすめです。
適正価格で購入できる場合は、多少割高でもアマゾンで購入しましょう。
もし試着した時にサイズが合わなくても返品できます。
まとめ
シマノのサイクルシューズはシェア率が高く、多くのショップで取り扱われているので実売価格が割安である。
シマノのサイクルシューズは幅が狭いイメージがあるが、ワイド仕様のシューズは足幅が広い人に適している。
S-PHYRE SH-RC902はBoaダイヤルできめ細かいフィット感に調整でき、ソールの剛性がシマノのサイクルシューズで一番高い。
S-PHYRE SH-RC902はフィット感が良いが、その反面シューズの着脱がしづらいので日常や観光ライドには向かない。
S-PHYRE SH-RC902はソールの剛性が高いので、低ケイデンス高出力で走るヒルクライムに適しているが、フィット感が良いので平坦路走行にも向いている。
レース志向の人は剛性の高いシューズを履いて、パワーロスを抑えましょう。
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