走行中にハンドルがズレますと危険ですよね。
適切なネジの取り扱い方が分かる。
走行中にハンドルがズレて困っている人
適切なハンドルの固定方法についてまとめました。
この記事を読んで、走行中にハンドルがズレない様にしましょう。
それでは、どうぞ。
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目次
本記事の要約
ネジの締め込み不足やムラがありますと、走行中にハンドルがズレやすくなります。
あらかじめネジ山にグリスを塗布して、少しずつ均一に締め込みましょう。
慣れていない人はトルクレンチを使いましょう。
走行中の振動でネジが緩んでくる事がありますので、定期的に増し締めしましょう。
太いクランプ径のハンドルにしますと、走行中にハンドルがズレにくくなります。
ハンドルがズレる原因
走行中にハンドルがズレる原因はネジの締め込み不足や、各所ネジの締め込みにムラがある事でハンドルを固定する圧力が偏っている事です。
また、走行中に発生する振動によりネジが緩んでくる場合もあります。
ネジの締め込みについて
仕事で機械組み立てをしている人でしたら要領や感覚が分かりますが、今まであまり工具を使っていなかった人は作業前に手順を熟知しておきましょう。
ネジにあらかじめグリスを塗布しておく
強い力でネジを締め込みますと摩擦でネジがかじって固着してしまい、ネジが回らなくなる事でネジが外せられなくなります。
ネジのかじりを防止する為に、ネジにはあらかじめグリスを塗布しておきましょう。
グリスを塗布すると緩みやすくなると思われるでしょうが、ネジ山にグリスが塗られていても規定トルクで締め込まれていますと簡単には緩みません。
一度に締め込まない
ネジを一度に全部ねじ込みますと、ハンドルを固定する圧力にムラが発生してしまいます。
ですので、ハンドルに加わる圧力にムラが出ない様にする必要があります。
まずは、各所のネジを同じ長さで軽くねじ込んでいきます。
ネジを軽くねじ込みましたら、次に4分の1回転(90°)ずつ締め込み個所を対角で変えながらネジを締め込んでいきます。
※対角で少しずつネジを締め込でいきます。
ある程度締め込んでいきますと、最初は4分の1回転(90°)で回せられたネジも6分の1回転(60°)になり12分の1回転(30°)へと、徐々に六角レンチを回せられる角度が小さくなります。
そして、十分に締め込みができましたら取り付け完了です。
慣れていない人はトルクレンチを使う
仕事で機械組み立てをしている人でしたら手の感覚で締め込む力を調整できますが、普段工具を使っていない人は適切な力で締め込む為にトルクレンチを使いましょう。
トルクレンチは設定したトルクに達した時にカチッと力が逃げるプレセット式や、音とLEDで知らせてくれるデジタル式があります。
価格は、プリセット式は安くデジタル式が高いですが、どちらも規定トルクで締め込み作業ができますので好みに応じて選びましょう。
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定期的に増し締めする
走行中に発生する振動により、ネジが緩む事があります。
出発前に毎回確認する必要はありませんが、イベントやレースの時や半年から1年を目安に定期的にネジの緩みぐらいを六角レンチで確認して、緩んでいる場合は増し締めしておきましょう。
クランプ径が太いハンドルに交換する
クランプ径が太いとステムへの接触面積が増えますので、太いクランプ径のハンドルの方がよりしっかりステムに固定できます。
クランプ径が細いハンドルを使っていて適切にネジを締め込んでも走行中に緩んでくる場合は、クランプ径が太いハンドルに交換してみましょう。
ハンドルのクランプ径が太くなりますので、ステムも太いクランプ径に対応した物に買い替える必要があります。
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まとめ
ネジの締め込み不足や各所ネジに締め込みムラがあると、走行中にハンドルがズレる原因になる。
ハンドルを取り付ける前にネジ山にグリスを塗布して、少しずつ均一に締め込んでいく。
慣れていない人は高価だが、トルクレンチを使ってネジの締め込み作業をする。
走行中の振動でネジが緩んでくる事があるので、定期的に増し締めする。
細いクランプ径のハンドルを使っていてハンドルがズレてくる場合は、太いクランプ径のハンドルに買い替える。
ネジを適切に締めて、走行中にハンドルがズレない様にしましょう。
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