サイクリング中でのパンクに備えて携帯手動ポンプを携行していますが、最近では携帯電動ポンプが小さく軽く進化しているので気になっています。
手動ポンプではポンピング作業が大変なので、少々高いですが電動ポンプに買い替えようと考えていますが、買い替えた方が良いですか?
携帯手動ポンプはサイクルジャージの背面ポケットやツールボックスに収まる様な小さい物の場合、300回以上ポンピングが必要で高圧になる程レバーが重くなるので大変ですよね。
初期の携帯電動ポンプは大きく重くて携行には不向きでしたが、最近の電動ポンプは小型軽量化されていて手動ポンプより携行しやすいです。
また、小さくてもしっかり高圧まで空気を入れられますので、買い替えても良いと思います。
ただし、電動ポンプにもデメリットがありますので、製品の特性を理解した上で購入しましょう。
3種類の携帯空気入れの特徴が分かる。
使用環境に合った携帯空気入れが分かる。
携帯空気入れを買い替えようとしている人。
パンクしにくいタイヤを履いていても、パンクしない訳ではありません。
サイクリング中にパンクした時には携帯空気入れを使用する事になります。
そこで本記事では、それぞれの人の使い方に合った携帯空気入れについて取り上げます。
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目次
本記事の要約
手動ポンプは空気が入れにくいですが、いつでも使えます。
電動ポンプは自動で高圧まで空気を入れられますが、電池切れと雨には注意が必要です。
CO2インフレーターは雨でも使用できますが、手動ポンプとの併用を推奨します。
携帯空気入れ比較

空気の入れやすさと扱いやすさ
電動ポンプ
おすすめ。
動作させると高圧まで自動で空気が入る。
CO2インフレーター
一瞬で高圧にまで空気が入るが、チューブの噛み込みを防止する為には小型ポンプとの併用を推奨。
手動ポンプ
小型タイプはポンピング作業が大変なので、大型タイプを推奨。
空気の入れやすさは電動ポンプが一番良いです。
バルブに差し込んでボタンを押すと設定した空気圧まで自動的に空気が入ります。
CO2インフレーターもバルブに押し当てると一瞬で高圧まで空気が入ります。
ですが、チューブの取り付けが不十分な状態で気づかずに空気を入れてしまいますと、チューブが噛み込んで破れてしまいますので、新しいチューブでやり直す事になります。
手動ポンプで少し空気を入れて正常にチューブがセットされている事を確認してからCO2インフレーターで高圧まで空気を入れると失敗しにくいです。
CO2ガスは抜けやすいですので、帰宅後空気を抜いてからフロアポンプで空気を入れ直しましょう。
手動ポンプは大型の物でしたらフロアポンプに近い感覚で空気を入れられますが、小型になる程ポンピング作業が大変になります。
特に長さ15cm程度の小型ポンプは1回あたりのポンピングで入る空気量が少なく、300回以上ポンピング作業が必要です。
また、空気圧が高くなる程レバーを強く押し込まないと空気が入りませんので空気を入れれば入れる程しんどくなりますし、ホースなしのポンプではレバーを強く押し込む事に集中するあまり余計な力が入ってしまいチューブのバルブを破損してしまう危険もあります
天候
手動ポンプ
どんな天気や気候でも使える。
CO2インフレーター
ボンベが冷たくなるので凍傷に注意。
電動ポンプ
雨天の使用には不向き。サイクリング前に天気予報の確認を。
雨が降っていても寒くても使用できる手動ポンプが良いです。
電気を使いませんので浸水で壊れる事もありませんし、ポンプが触れなくなる程熱くもなりません。
電動ポンプは雨が降っていなければ最高の機材ですが、天気予報を確認していても急に強い雨が降ってきた時にパンクした場合、雨が当たらない場所まで押して移動してから使用しないと電動ポンプが浸水して壊れてしまう事があります。
防水性能が高い電動ポンプがあると良いですが、2025年7月現在では防水性能の高い電動ポンプがなく、サイクルジャージの背面ポケットに入れて携行する場合はジッパー付きの袋に入れないと雨で濡れた時に動作しない事も考えられます。
CO2インフレーターは濡れていても使用できますが、使用時にボンベが触れなくなる程冷たくなりますので、凍傷防止カバーも用意した方が良いです。
携行性
電動ポンプ
小型で背面ポケットにすっぽり入る。
CO2インフレーター
予備チューブの本数分だけボンベが必要でかさばる。
手動ポンプ
小型ポンプは背面ポケットに入れられるが空気が入れづらく、ポンピング作業を考慮すると大型ポンプが良いが携行性が悪い。
電動ポンプがサイクルジャージの背面ポケットにすっぽり収まりますので携行性に優れています。
初期の電動ポンプは大容量モバイルバッテリー並みに大きく重かったのですが、今ではスマホ並みに軽くバッテリー容量が少ないながらも700×25Cのチューブ3本入れられる能力がありますし、とりあえず自走できる程度(4bar)で良い場合はチューブ4本分空気を入れられます。
CO2インフレーターは予備チューブの本数分だけボンベが必要になりますので、ボンベがかさばります。
手動ポンプは小型の物でしたら背面ポケットに楽々入りますが、サイズが小さい程ポンピング作業が大変です。
おすすめは大型ポンプですが、ポンプのサイズが大きくなりますと背面ポケットに入らなくなりますので、フレームのダウンチューブに取り付ける必要があります。
管理
手動ポンプ
必要な時に確実に使用可能。
CO2インフレーター
未使用のボンベさえあれば即時使用可能。
電動ポンプ
電池切れに注意。
手動ポンプは電源や消耗品が不要ですので、すぐに使用できます。
CO2インフレーターも未使用のボンベさえあればすぐに使用できます。
電動ポンプは使わなくてもバッテリーが自然放電します。
ですので、サイクリング前にバッテリー残量が十分残っているか確認しておきませんと、使いたい時にバッテリー切れで動作しないかも知れませんので注意が必要です。
ランニングコスト
手動ポンプ
消耗品がなく、ランニングコストが掛からない。
電動ポンプ
バッテリー劣化の問題があり、満充電してもすぐに使えなくなった時は買い替えが必要。
CO2インフレーター
パンクの頻度が少なければ電動ポンプより安くなるが、頻繁に使用している場合はボンベのランニングコストが高くつく。
手動ポンプは消耗品がありませんので、ポンプ自体が壊れるまでランニングコストなしで使用できます。
電動ポンプは経年劣化でバッテリーがヘタって徐々に電池容量が減ってしまいますので、満充電にしていても携行している予備チューブに空気が入れられなくなった時には買い替えが必要です。
バッテリー切れに備えて給電もできる自転車用ライトを装着すると良いでしょう。
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CO2インフレーターはパンク対応の度に300円のボンベを1本消費します。
たまにパンクするくらいでしたら気になりませんが、頻繁にパンクが発生している場合は電動ポンプよりランニングコストが高くつきます。
僕のおすすめは…

携行性を気にしないのでしたら僕は大型の手動ポンプをおすすめします。
理由は携帯ポンプでありながらフロアポンプに近い感覚で使用できますし、電気部品を使っていませんので雨が降っていても使用できる所が良いです。
サイクルイベントの場合は小型ポンプを使用していますが、とりあえず次の休憩ポイントまで自走できる程度に空気を入れさえできれば、運営側が用意したフロアポンプを借りて空気を補充しています。
ですので、まだまだ手持ちの大型ポンプを使い続けようと思っています。

ツールボックスに収まる小型ポンプと、
大きすぎて自転車に取り付ける必要がある大型ポンプ。
10年程前に大型ポンプに買い替えてから、出先でのパンク対応もずいぶん楽になりました。
まとめ
手動ポンプ | 電動ポンプ | CO2ボンベ | |
使いやすさ | × | 〇 | △ |
天候 | 〇 | × | △ |
携行性 | △ | 〇 | △ |
管理 | 〇 | 〇 | × |
維持費 | 〇 | △ | △ |
手動ポンプ
小型だと空気が入れにくく、大型だとかさばる。
電気部品がないので天候に左右されずに使用でき、必要な時にすぐに使える。
消耗部品がなく、ポンプが壊れるまで使用できる。
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通勤時のパンクで何度も使用していますが、高圧まで短時間で空気が入れられるので気に入っています。
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適正空気圧まで入れるのは難しいですが、とりあえず自走できる程度にまでは空気を入れられます。
休憩ポイントまで自走できましたら、フロアポンプを借りて適正空気圧まで空気を補充しましょう。
電動ポンプ
ボタンを押すだけで設定圧まで自動で空気を入れられ、大きさも小さくサイクルジャージの背面ポケットやサドルバッグにすっぽり収まる。
電動なのでケース内部に浸水すると壊れる為雨天での使用には向かず、バッテリー残量がないと動作しないので定期的に電池残量の確認が必要。
バッテリーの劣化が製品の寿命。
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便利ですが雨と電池切れには注意しましょう。
CO2インフレーター
いきなり高圧まで空気が入るので、かさばるが小型の手動ポンプとの併用を推奨。
雨の日でも使用できるが、使用時ボンベが冷たくなるので保護カバーも用意した方が良い。
開封しなければボンベはいつでも使えるが、頻繁に使用するとその都度300円のボンベを消費してしまうのでランニングコストが高くつく。
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チューブ噛み込み防止の為に小型の手動ポンプと併用しましょう。
種類の違いによりメリットとデメリットがありますので、それを理解して自分の好みに合った携帯空気入れを選びましょう。
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