ママチャリだったら3週間ぐらい空気を入れない事もありますよね。
タイヤの太さやライダーの体重に合った空気圧にする事で、サイクリングを快適に楽しめる事がわかる。
スポーツサイクルを購入したばかりの人
スポーツサイクルのタイヤの空気圧管理についてまとめました。
この記事を読んで、よく進むスポーツサイクルで快適にサイクリングしましょう。
それでは、どうぞ。
目次
本記事の要約
タイヤの空気は徐々に減っていく事により、進まない自転車になってしまいます。
タイヤの太さやライダーの体重に合ったタイヤの空気圧を維持する事で、快適なサイクリングが楽しめます。
空気圧は低下する
タイヤに空気を入れませんと空気が徐々に抜け続けます。
1週間で1 kgf/cm2から2kgf/cm2落ちる
自転車に乗っても乗らなくても、タイヤから空気が少しずつ抜けていきます。
1週間タイヤに空気を入れませんと、タイヤの空気圧は1kgf/cm2から2kgf/cm2ぐらい下がってしまいます。
ですので、空気を入れてタイヤの空気圧を7kgf/cm2にしても1週間後には5kgf/cm2から6kgf/cm2に落ちてしまいます。
ラテックスチューブは特に空気が抜けやすい
ほとんどの人は安くて扱いやすいプチルチューブを使っていますが、レースでさらなる軽量化や転がり抵抗軽減をする為に高価なラテックスチューブを使う事もあります。
ラテックスチューブは特に空気が抜けやすく、たったの1日で1kgf/cm2から2kgf/cm2も空気圧が落ちていき、1週間後にはカチカチだったタイヤがプニプニになるまで空気が抜けきってしまいます。
タイヤの空気圧が低下するとどうなるのか
タイヤの空気圧が落ちますとタイヤの変形量が大きくなります。
タイヤの変形量が大きくなる程、タイヤが転がる際に発生する抵抗が大きくなります。
他にも、空気圧が低下する事により、段差に乗り上げてタイヤに局所的な力が加わりますとタイヤがリムまで段差に押されて潰れてしまい、チューブがリムと段差に挟まり破れる事でリム打ちパンクが発生しやすくなります。
空気を入れよう
タイヤを適正空気圧に維持していますとよく進む自転車になりますので、サイクリングがより楽しくなります。
基本はライド前日に空気を入れる
サイクリングをする場合は、前日夜に空気を入れてタイヤの空気圧を規定圧にしておきましょう。
タイヤを適正な空気圧にしますとよく進みますし、パンクするリスクも軽減できます。
1週間に一度の空気補充でいい場合もある
僕の場合は通勤でロードバイクに乗る前には空気を入れていません。
通勤用のホイールには1週間に一度空気を入れているだけです。
10年以上1週間に1回だけタイヤに空気を入れていますが、それが原因でリム打ちパンクをした事がありません。
ただし、段差に乗り上げる時はタイヤに局所的な圧力が加わる事でリム打ちパンクする可能性がありますので、段差に注意する必要があります。
また、空気圧が落ちる事で転がり抵抗が増えて同じ速度で走っている場合ペダルが重くなりますが、距離が短い場合は特に気になりません。
自分に合った最適な空気圧を見つけよう
適正空気圧は、人それぞれ違います。
自分の体型やタイヤに合ったオリジナル空気圧を見つけましょう。
タイヤ指定空気圧にする
それぞれのタイヤには違った最適な空気圧があります。
細いタイヤになる程空気圧は高くなりますし、太いタイヤになる程空気圧は低くなります。
タイヤに加わる重量に対して、細いタイヤも太いタイヤも接地面積が同じになる必要があります。(ファットバイクの極太タイヤは例外)
細いタイヤで空気圧が不足しますとタイヤが車重で大きく潰れて接地面積が増え過ぎてしまいますので、転がり抵抗が増えて進まない自転車になりますし、段差に乗り上げた時にリム打ちパンクがしやすくなります。
逆に太いタイヤの空気圧が高すぎますとタイヤが車重で潰れにくくなる事により接地面積が減りますので、タイヤのグリップ力が低下して滑りやすくなったり、制動距離が伸びたりして危険です。
タイヤの変形量はライダーの体重に大きく影響を受けますので、体重が重い人は若干空気圧を高めにしたり、逆に体重が軽い人は若干空気圧を下げたりして空気圧を微調整しましょう。
好みの空気圧にする
基本はタイヤの指定空気圧にセッティングします。
タイヤの指定空気圧で実際に走ってみて、自転車から伝わる振動が気になると感じましたら若干空気圧を落として乗り心地を良くできます。
乗り心地よりも巡航速度を気にするのでしたら、自転車から伝わる振動が気にならない場合に限り、若干空気圧を高めにします。
空気圧調整も限度がありますので、空気圧の上げ過ぎや下げ過ぎに注意しましょう。
なお、空気圧は高くし過ぎますとグリップ力が低下するだけではなく、路面の振動でスポーツサイクルが跳ねやすくなる事により、高速巡行をしている時では逆に自転車が進みにくくなります。
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まとめ
一般的なプチルチューブは1週間で空気圧が1kgf/cm2から2 kgf/cm2落ち、ラテックスチューブは同じ空気圧低下がわずか1日で発生する。
タイヤの空気圧が低下すると転がり抵抗が増える事で進まない自転車になったり、段差でタイヤが変形しやすくなる事でリム打ちパンクがしやすくなったりする。
通勤などの短距離ライドをする場合は1週間に一度、週末走る場合はライド前に空気を入れる。
適正空気圧はタイヤの太さやライダーの体重によって変わるので、最適な空気圧にする。
空気圧管理をしっかりして、よく進むスポーツサイクルでサイクリングを楽しみましょう。