有り得ない価格で販売されていますと品質面が心配ですよね。
ハンドルが折れると非常に危険な事が分かる。
コストパフォーマンスの良い、おすすめのカーボンハンドルが分かる。
低予算でカーボンハンドルに買い替えようとしている人
粗悪品のカーボンハンドルを使うデメリットについてまとめました。
この記事を読んで、信頼性のあるカーボンハンドルを選びましょう。
それでは、どうぞ。
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目次
本記事の要約
格安カーボンハンドルは大手メーカー製カーボンハンドルの形状だけ真似た粗悪品です。
格安品は作り込みが甘く形状がいびつな為、ハンドルがしっかりステムに固定できませんのでハンドルがずれる度に増し締めしていく内に割れます。
また、カーボンの厚みが不均一ですので、薄い部分からクラックが入る事でハンドルが割れます。
走行中にハンドルが折れますと大怪我します。
TNI製のカーボンハンドルは、そこそこ安い割に品質が良いです。
形だけ真似た粗悪品に注意
中華系大手ネットショッピングモールにはカーボンパーツが激安で販売されています。
カーボンパーツの形状も大手メーカーの製品と酷似していて、中にはブランド名までコピーしている製品もあります。
大手メーカーの製品はブランド料も価格に転嫁されていますので割高ですが、開発費が価格に転嫁されています。
カーボンパーツに限らず大手メーカーはすべての開発された製品に対して耐久性と安全性をテストしていて、問題点を見つけ出してすべてクリアした新製品を自社ブランド品として販売しています。
また、量産された製品は検品を行い、不良品を出荷しない様にしています。
一方コピー品は大手メーカー品の形状を真似る事はできますが、十分なテストをしている訳ではありませんので、使い続けた時の耐久性や安全性については検証できていません。
大手メーカー品は何度もテストを行い、改良を重ねた開発完了品を製品化して出荷していますが、格安のコピー品は大手メーカーが開発で得られたノウハウが分かりませんので実態は形状だけ酷似した別物です。
そんなコピー商品に大手メーカーの製品と同じ品質がある訳がありません。
粗悪品の特徴
一見大手メーカー製のハンドルと同じですが、格安品は作り込みが甘く形状がいびつだったり、カーボンの厚みが均一でなかったりしますので、カーボンが割れたり折れたりしやすいです。
クランプ部の精度が悪い為固定力が弱い
ハンドルはステムに取り付けますが、締め付けるクランプ部分の精度が悪いです。
クランプ部分は真円に近い程、ステムに取り付けた時ハンドルを強く固定できます。
挟み込むクランプ部分が多角形になっていたり、楕円になっていたりしてクランプ部分の形がいびつになっていますと、クランプ部分をステムのネジで締め込んだ時にクランプ部分に加わる圧力が均一になりませんのでハンドルの固定力が弱くなります。
ですので、しっかり締め込んでもクランプ部分の固定力が弱い為、走行中の振動や衝撃でハンドルがずれてしまいます。
頻繁に増し締めし続ける内に割れる
クランプ部分の精度が悪いと走行中にハンドルがずれてしまう事がありますので、ネジを強く締め込み走行中にハンドルがずれない様にする必要があります。
ハンドルがずれる度にネジを増し締めしますので、何度も増し締めしていく内に規定トルク以上でネジを締め込まないとハンドルがずれてしまいます。
そうして何度も増し締めをしていく内に、カーボンハンドルのクランプ部分がネジの締め付け圧力に耐えきれず割れてしまいます。
カーボンの厚みが均一でないと割れやすい
格安のカーボンパーツはカーボン繊維の積層の品質が悪い為、カーボンの厚みが均一ではなく厚みにムラがあります。
例えばタイヤのチューブの場合、ゴムの厚みを均一にしませんと走行中の振動や衝撃でゴムの厚みが薄い部分に空気圧が集中する為、破裂します。
カーボンパーツもタイヤのチューブと同じですので、カーボンの厚みが薄い部分に負荷が集中する為、走行中の振動や衝撃で一番弱い厚みが薄い部分に応力が集中して割れてしまいます。
ハンドルが割れると一大事
フレームやホイールやシートポストは走行中に割れても落ち着いて停車する事で落車を防ぐ事ができる可能性がありますが、ハンドルやステムやフロントフォークが走行中に割れますと確実に落車します。
ヒルクライム中に割れても低速ですので軽い怪我で済みますが、下りで割れますと速度が出ていますので大怪我してしまいます。
また、後続の車が走っている時に落車した場合、車に轢かれてしまいます。
ですので、命に関わるハンドルに格安粗悪品を使うメリットは安く済ませられるだけで、デメリットはハンドルが割れる事で大怪我し、入院する事で自転車が買える程の出費が発生する為、安く済ませられる筈が逆に高くつくという本末転倒な結果になる事です。
自分の命はプライスレスですので、カーボンハンドルを買う際は実績のあるメーカーの製品を選びましょう。
MTBでトレッキングしている時にハンドルバーが折れて落車した動画です。
TNI製がおすすめ
EASTONやFSAや3Tなど大手メーカー製のハイエンドカーボンハンドルは品質は良いですが高価ですので、手が届きづらいです。
そこでおすすめは、TNI製のカーボンハンドルです。
TNI製のカーボンハンドルは格安カーボンハンドルと比べますと倍以上の価格ですので激安ではないですが、大手メーカー製のカーボンハンドルと比べますと比較的割安です。
格安粗悪品の様な形状だけ真似た劣化コピー品とは違いますので走行中に割れる心配もなく、大手メーカーの製品と同じ信頼性がある為、安心してサイクリングできます。
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まとめ
格安で販売されているカーボンハンドルは大手メーカー製カーボンハンドルの形状だけ真似た粗悪品で、大手メーカーが開発したノウハウがハンドルの製作に反映されていない為、同じ品質が確保されていない。
格安品は一見大手メーカーの製品と同じ様に見えても作り込みが甘く形状がいびつな為、ハンドルがしっかりステムに固定できず、ハンドルがずれる度に増し締めしていく内に割れる。
また、格安品はカーボンの厚みが不均一なので、薄い部分からクラックが入ってハンドルが割れる。
走行中にハンドルが折れると落車は必至で、大怪我に繋がる大事故となる。
TNI製のカーボンハンドルはしっかり検品しており、品質の良いカーボンハンドルが比較的安く販売されている。
ハンドルは命を預ける重要なパーツですので、品質の良いハンドルにしましょう。
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