ロードバイクに取り付けると速くなるパーツをご存じでしょうか。
エアロバーを付けるだけで速く走れます
エアロポジションの姿勢維持が楽です
ツーリングメインで走っているサイクリスト
エアロバーを使うと速くなる理由についてまとめました。
この記事を読んで、ツーリングの巡航速度を上げましょう。
それでは、どうぞ。
目次
エアロバーを付けるだけで速く走れる
エアロバーと言えばタイムトライアルやトライアスロン競技で、エアロヘルメットやスキンスーツを身に着けた選手がタイムトライアルバイク(以下TTバイク)に乗って走っているイメージがあります。
ですが、サイクルジャージを着た人がロードバイクに乗っている状態でも、クリップオンタイプのエアロバーをハンドルに付けるだけでも、エアロ効果による巡航速度アップの恩恵を十分に受けられます。
実際、タイムトライアルやトライアスロン競技でTTバイクを持っていない人も出場しており、その人は普段乗っているロードバイクにクリップオンタイプのエアロバーをハンドルに取り付けて出場しています。
ロングライド目的でエアロバーを取り付けると重量増が気になりますが、約300gの重量増よりも巡行速度アップ効果の方がはるかに大きく、コースに峠を含まれているとしても、より速く目的地に着くことができます。
イベントやレースでは使えない

巡航速度アップに効果抜群のエアロバーですが、イベントやブルベや集団レースでは大会規則でエアロバーの使用が禁止されている為、使う事ができません。
理由として、エアロバーを握って走るエアロポジションはハンドル幅が狭く、通常のポジションと比べると不安定です。
また、とっさのブレーキが必要な時でも、ハンドル部に握り替えてからブレーキを掛けなければならない為、空走距離が延びてしまいます。
タイムトライアルやトライアスロンは、一定距離以上の車間距離を取らないとドラフティングと認定されペナルティを受けてしまいます。
ですので、集団で走る事はなくエアロポジションが原因による落車やブレーキの遅れも、十分に避ける距離と時間が確保されています。
大会に参加する時は取り外しましょう
エアロポジションの姿勢維持が楽

エアロポジションは、肘を肘あてに乗せてエアロバーの先端部を軽く握って走る為、手に加わる上半身の重量を肘あてに移せられます。
それにより、肘あてにもたれ掛かる様な姿勢になりますので、ドロップハンドルを握るよりも楽に姿勢の維持ができます。
ブラケットポジションや下ハンドルポジションは、ハンドルを握りながら体重を腕と手で支えなければならない為、長時間同じポジションを取っていると腕と手が痛くなってきます。
エアロバーの選定
(2023/09/21 16:45:15時点 楽天市場調べ-詳細)
エアロバーの肘あては、ハンドルよりサドル側に取り付けられていますので、ダンシングすると膝がエアロバーの肘あてに当たります。
ですので、肘あてに当たらない様にしながらダンシングをする必要がある為、ダンシングがしづらいです。
ダンシングを多用する人は、肘あてが折りたためるタイプのエアロバーにすると良いでしょう。
また、エアロバーは大きく分けて、バーがクランプ部と持ち手が水平になっているSベンドと、持ち手の部分が斜めに上がっているスキーベンドがあります。
ロングライドのツーリングでは、手首の負担が少ないスキーベンドがいいでしょう。
エアロバーの取り付け

費用対効果が高いエアロバーですが、カーボンハンドルには取り付ける事ができません。
カーボンハンドルは、クランプされる部分は肉厚にしてクランプしても割れない構造にしていますが、それ以外の部分は薄く作られています。
ですので、ハンドルの肉厚が薄い部分で強くクランプすると、カーボンハンドルが割れます。
また、エアロバーは空いているスペースにライトやサイクルコンピュータを取り付けられますので、利便性も向上します。
ドロップハンドルに取り付けるより、もっと前にサイクルコンピュータやGPSを付ける事で、走っている時の視線移動も小さくなりメーター類が見やすくなります。
アルミハンドルのみ取り付け可能です
今乗っている自転車のセッティングで問題なし

本来ならTTバイクのエアロポジションに近づける為、サドルを前に出してハンドルを下げると空気抵抗がより軽減されて良いですが、現状のポジションのままでも問題ありません。
腕を折りたたんで前面投影面積を小さくするだけでも、十分な空気抵抗軽減効果が得られます。
エアロバーの危険性

エアロポジションからブレーキを掛ける場合、一度ドロップハンドルに握り替えなければなりませんで、ブレーキ操作が遅れます。
ブレーキ操作が1秒遅れると8m近く空走距離が伸びますので危険です。
また、エアロポジションは不安定でコーナーリングも難しいですので、路肩が狭くて交通量が多い道や下りではエアロバーを使わない方が事故防止の面で良いでしょう。
なお、エアロポジションは速度が落ちると、より不安定になり危険ですので、速度が落ちてきましたらドロップハンドルに握り替えて走りましょう。
ドロップハンドルに握り替えましょう
まとめ
ブレーキ操作が遅れコーナーリングが難しく不安定だが、空気抵抗が減る事による巡航速度がアップする。
また、肘を肘あてに乗せる事で腕と手の負担が軽減される。
ただし、大会規則によりイベントやタイムトライアルやトライアスロン以外のレースでは使えないが、ツーリングメインで使用するのでしたら費用対効果が高いとても良いパーツである。
ツーリングメインの方は、エアロバーを付けてみたらいかがでしょうか。
(2023/09/21 16:45:15時点 楽天市場調べ-詳細)
