型落ちの中古品でも気にしないのでしたら、安く買えますのでお得ですよね。
中古のホイールを買う時の注意点が分かる。
安心して購入できるお得なホイールもある事が分かる。
ネットで中古のホイールを買おうとしている人
オークションやフリマサイトで中古のホイールを買う時のリスクや注意点についてまとめました。
この記事を読んで、ハズレ中古ホイールを買わない様にしましょう。
それでは、どうぞ。
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目次
本記事の要約
振れが大きいホイールには注意が必要です。
致命的な衝撃を受けているハズレ中古ホイールは、走行中に破損して大怪我する危険性があります。
リムが大きく変形したホイールは、調整しても進まないホイールにしかなりません。
リムの摩耗状態でおおよその使用歴が分かります。
限界に達したスポークは、ただ走っているだけで突然切れます。
カーボンホイールは見た目ではヒビが判別できません。
オークションやフリマサイトを利用する場合、質問しても納得いく返答が得られない時は購入を控え、説明文では把握できないリスクを承知の上で購入しましょう。
中古相場より格安で出品されている商品は、ジャンク品を転売しているかもしれませんし、そもそも盗品の可能性もあります。
中古でも知り合いからの購入でしたら安心してホイールが使えます。
オークションやフリマサイトでも、新古品は状態が良い物が安く購入できるので良いです。
ホイールの状態
振れが小さいホイールは高く売れますが、あえて現状渡しで安く出品している場合はホイールに問題があると思われます。
本来振れ取りした方が高く売れる
ホイールに振れがあったとしても、振れ取りして調整する事ができます。
ショップに振れ取りを依頼してもらう時、「サイクルベースあさひ」の場合ではタイヤとチューブとリムテープを外したホイール単品(リアはさらにスプロケット取り外しが必要)で持ち込みますと、1,000円の工賃で作業してくれますし、他店で購入したホイールでも特別料金が発生しません。
ミドルグレードの完成車に装着されている安いホイールの場合、ショップで振れ取りしてから出品しますと工賃で損をする可能性がありますが、高価なホイールでしたら振れ取りしてから出品した方が工賃を差し引いたとしても高く売れます。
振れ取りする事で高く売れるホイールを現状渡しで出品している場合は、注意する必要があります。
使用状態不明品に命を預けられますか?
現在、副業として転売が流行っています。
ショップを何件も回って市場価格より安く売られている物を適正価格で転売しているせどりでしたら問題ありませんが、中には中古販売店のジャンク品コーナーで購入した商品を問題なさそうな雰囲気の説明文で出品している悪質な転売ヤーもいます。
ガンプラでしたら転売ヤーから定価を超える金額で購入した所で大怪我にはしませんし、PS5でもプレイ中に本体から出火して家が全焼するレアなケースを除きますと転売ヤーから定価の2倍近い価格で購入したとしても重体になるリスクは限りなく低いです。
ですが、自転車のホイールは下りなら60km/hを超える事も珍しくなく、もし下りでホイールが破損しましたら大怪我を負う事もあり得ます。
そんな、どのような商品の状態なのか分からないホイールに自分の命を預けられますか?
タンデムバイクでトラック場を走行している時にホイールが壊れて落車するYoutube動画です。
リムが変形しているホイールは修復不能
0.5mm程度の振れでしたら問題ありませんが、2mmも大きく振れているホイールは走行上大いに問題があります。
衝撃でリム単品の状態で変形している場合、スポークで振れ取りしようとしますと振れは取れるかもしれませんが、スポークテンションがバラバラになります。
スポークテンションがバラバラのホイールは、漕いでもテンションが低いスポークに力が逃げてしまいますので、振れ取りしたとしても進まないホイールになります。
ショップで振れ取り作業をお願いしても、振れが大き過ぎて調整不能と断られているかもしれません。
振れが大きすぎるホイールは修復不能の可能性が濃厚ですので、手を出さない様にしましょう。
リムの摩耗具合を確認する
中古のホイールでも構わないので安く済ませたいと考えているのしたら、リムの摩耗状態を確認しましょう。
折れたスポークはメーカーから補修用のスポークを取り寄せて交換できますが、リムを交換しようとしますとスポークまで全部交換が必要ですので、新しいホイールを購入した方がリムを組み替えるよりも安くなる可能性が高いです。
ですので、基本リムは交換できないものと考えますと、ブレーキシューでどれだけリムが削られたかで判断する事でおおよそのホイールの使用状態が分かります。
スポークは金属疲労で破断する
走行中に繰り返し応力が加わるスポークは金属疲労します。
見た目では全然分かりませんが、10年以上使い続けたホイールはただ走っているだけで突然スポークが切れる事があります。
経年劣化したホイールは一度スポークが切れだしますと、切れた個所のスポークを交換しても、交換していないスポークが次々と切れていきます。
ですので、金属疲労が原因で切れたスポークは、切れていないスポークを含めて全交換が必要です。
カーボンホイールのクラックは分からない
ヒビが入っている事が分かっているカーボンホイールを買う事は論外ですが、外見でヒビが入っていない様に見えるカーボンホイールでも、実はカーボンの積層内でヒビが入っているかもしれません。
内部にヒビが入っているカーボン製品は見た目で判断する事ができず、業者に特殊な機材で検査を依頼しませんとカーボンの積層内に入っているヒビを見つけられません。
ですので、出品されているホイールの画像を確認したり、出品者に問い合わせしたりしてもカーボンの積層内にヒビが入っているか分かりません。
ネット上で個人間取引をする時の注意点
中古品は新品で購入するよりも安く買えますので魅力的ですが、購入しないと誰が出品しているか分かりません。
購入前に中古相場を調べておき、納得いくまで質問をしてから購入しましょう。
質問に返答できない商品には手を出さない
オークションやフリマサイトでは代理出品している商品もあります。
代理出品自体特に問題はありませんが、「代理出品ですので返答できません」と「NCNRでお願いします」の2つが説明文に記載されている商品は何か問題があります。
分からない事は代理出品を依頼している人に出品者が問い合わせればいいのですが、間に入って依頼主に問い合わせをしない(できない)出品者の商品は怪しいです。
本当は代理出品をしていなくて、ジャンク品コーナーで仕入れた格安ホイールを売っているだけの転売ヤーの可能性があります。
購入時に把握していないリスクがある
自分が使用したホイールでしたら使用歴や段差や衝撃が加わっている事を把握していますが、他人が使用したホイールでは使用状況が分かりませんので振れが発生した原因も分かりません。
強い衝撃が加わっていなくて振れ取り調整を定期的に行っている場合、ホイールが大きく振れる様な事がありませんが、事故でホイールに強い衝撃が加わった場合では大きく振れてしまいます。
ホイールに強い衝撃を受けますとスポークにもダメージが加わりますが、リムにもダメージを加わっていますので、その様なホイールを使用しますと走行中にリムが破断するリスクがあり危険です。
中古を買う場合は購入時に把握できないリスクを承知の上で購入しましょう。
相場より格安で出品している商品にご用心
中古品でも適正相場があります。
フリマサイトで相場より格安で出品されているホイールは、何か大きな問題を抱えている危険性もあります。
ジャンク品コーナーで仕入れたホイールを売り抜けようとしている転売ヤーだったり、そもそも出品している商品が盗品だったりする事もあり得ます。
ヤフオクではオークファンで過去の落札相場を確認できますし、メルカリでしたらsold-outした出品物を確認する事で出品相場を確認できます。
中古品でも問題がない事もある
知り合いから中古ホイールを購入する場合は、信用できますので購入しても問題ありません。
オークションやフリマサイトでは中古品は状態が完全に分かりませんのでおすすめできませんが、新古品でしたら安く購入できる場合はお得です。
知り合いからの購入は問題なし
週末のライドで一緒に走っている人から中古のホイールを購入する場合でしたら、まず問題ありません。
相手の人柄を十分に知っているでしょうから、信頼できると思う人から売ってもらえる場合、お得でしたら購入しましょう。
対面で現金と商品を交換できますので、ホイールの振れの状態とリムの摩耗具合も実物を見て確認しておきましょう。
ネットでの個人間取引でも新古品ならお得
使用状況を偽っていたり隠していたりするリスクを許容できるのでしたら、オークションやフリマサイトで購入するのもアリでしょう。
特に、新品や数回走っただけのホイールが新品より安く買える様でしたらお得です。
なお、ホイールだけに限らない話ですが、オークションの競り合いで熱くなりますと相場より割高の価格で落札してしまう事もあります。
中古相場をあらかじめ調べてから入札価格を決めて、それ以上価格が吊り上がったら諦めて撤退する様にしましょう。
まとめ
振れ取りをした方が高く売れるのに、あえて現状渡しをしているホイールには注意が必要である。
どの様な状態か分からないホイールは、もしかしたら致命的な衝撃を受けているかもしれないので、その様なハズレ中古ホイールを履いた場合、走行中に破損して大怪我する危険性がある。
リムが大きく変形したホイールは振れ取りしてもスポークテンションがバラバラになるので、漕いでも進まないホイールになる。
中古のホイールはリムの摩耗状態でおおよその使用歴が分かる。
スポークは走行中に繰り返し応力が加わる事で金属疲労し、限界に達したスポークはただ走っているだけで突然スポークが切れる。
カーボンホイールは内部にヒビが入っている事があるので見た目では分からない。
オークションやフリマサイトを利用する場合は、そもそも質問しても納得いく返答が得られない商品には手を出さない様にする。
出品されている商品の説明文では把握できないリスクを承知の上で購入する。
中古相場より格安で出品されている商品は、ジャンク品コーナーで仕入れた物に利益を乗せて転売しているかもしれないし、そもそも盗品の可能性もある。
知り合いからの購入でしたら安心してホイールを使える。
オークションやフリマサイトでも、新古品は状態が良い物が安く購入できるので良い。
オークションやフリマサイトで購入する時は、商品の状態に十分注意しましょう。
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