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【理由】ロードバイクに自転車盗難車両保険は不要

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あなた
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最近ロードバイクを始めたのですが、ロードバイクはママチャリよりもずっと高額でしたので盗難された時に備えて盗難保険に加入しようと思っています。
おすすめの自転車盗難保険を教えて下さい。
サイシスト
サイシスト
自転車の盗難車両保険はありますが、加入はおすすめしません
休憩中は自転車から離れない様にして、自宅では室内保管しておきますと盗難される危険性がほぼなくなりますので、まずは盗難されない様に対策しましょう
本記事を読むメリット

ロードバイクに盗難車両保険が不要な理由が分かる。

盗難車両保険加入が良い場合もある事が分かる。

盗難車両保険を上手に加入する方法が分かる。

万が一高額なロードバイクが盗難被害に遭いますとショックが大きいです。

ですが、きちんとロードバイクを管理しておきますと盗難リスクをほぼ排除できます

そこで本記事では、ロードバイクに自転車盗難車両保険は不要な理由について取り上げます。

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本記事の要約

自転車盗難車両保険は基本的に不要です。

理由は、自転車盗難車両保険は保険契約後のパーツアップグレードに対する補償がありませんし、保管や駐輪方法に気を付ける事で盗難被害を防げます

保険を掛ける予定だったお金は、次のロードバイク購入費用として積み立てておきましょう。

ロードバイクに盗難車両保険が不要な理由

高額なロードバイクが盗難被害に遭いますと凹みますが、それでも保険を掛ける対価に対する見返りが小さいです。

自宅での駐輪方法や管理に注意する事で盗難リスクは大きく軽減できますので、ロードバイクには盗難車両保険は不要です。

自転車から目を離さない事で盗難を防げる

例え強固な鍵を掛けたとしても長時間自転車から離れますと盗難される危険性が高くなります。

逆に言えば、自転車から離れさえしなければ盗難されません。

アパートやマンションでは駐輪場を利用せずに室内に自転車を保管し、一戸建て住宅でも車庫や室内に自転車を保管しましょう。

不法侵入して盗難対象の自転車の写真を撮ってネットオークションやフリマに出品して、落札されたら再度侵入して自転車を盗難する「芸人 兼島ダンシング事件」が過去にありましたので、室内保管していても絶対に安全と言う訳ではありません。

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また、コンビニに入る時は目の届く場所に駐輪しておくと良いですが、コンビニのガラスに自転車を立て掛けますと迷惑ですので止めましょう。

【盗難対策】泥棒からロードバイクを守る方法ロードバイクを含むスポーツサイクルは自転車として売ってもお金になりますが、パーツ単位で売られた場合ても高く売れる上に見つかりづらいです。 盗難を防ぐ為になるべく自転車から離れない様にして、離れる場合は地上の固定物と自転車をワイヤーロックで括り付けるアースロックをしますと効果的です。...

保険を掛け続けると自転車購入費用を超える

自転車盗難車両保険に加入しますと保険料が発生します。

実際には新規契約や契約更新時の協定保険価格により保険料が変わりますが、協定保険価格が変わらないと仮定して保険を20年間掛け続けますと、ロードバイク購入時の価格とほぼ同額になります。

保険を10年間掛け続ける場合、支払う保険料の総額は、ロードバイク購入時の価格のほぼ半額になります。

10年毎にロードバイクを買い替える場合は自転車盗難車両保険に加入せず、その保険料を次のロードバイク購入費用として積み立てておきますと良いですし、万が一盗まれた場合は積立金をロードバイクの購入費用の一部に充てても良いです。

出費はかさむが自己資金で再購入可能

万が一、ロードバイクが盗まれたとしても家や自動車ほど高額ではありませんので、自己資金で十分に再購入できます。

自転車盗難車両保険は加入者への補償だけに徴収したお金が使われるだけではなく、保険会社の人件費や事務所の固定費にも使われますので、保険は掛ければ掛けるほど加入者が損をします

ですので、自己資金で再購入できる場合は自転車盗難車両保険に加入せず、保険料として支払う予定だったお金を次の自転車購入費用として積み立てておきますと良いでしょう。

ただし、賠償責任保険は絶対に加入すべきです。

万が一サイクリング中に人を轢いて被害者が亡くなられた場合、数千万から1億円近くの賠償請求がされますが、大多数の人の収入や貯蓄では賠償不能です。

【自走不能対策】賠償責任保険付き自転車ロードサービスCycleCallに加入しよう賠償責任保険付き自転車ロードサービス「CycleCall」は、ロードサービスに自転車事故に対する補償が付いた自転車保険です。 1回あたり100kmまで無料で搬送してもらえるロードサービスが、年間4回まで利用できる所が特徴です。 また、サイクリング中に生じた対人対物賠償は最大1億円まで補償されますので、相手方に対する補償も十分です。...
サイシスト
サイシスト
ロードバイクは高額ですが、保険料を払ってまで盗難に備える必要がありません。
毎月お金を積み立てて備えておきましょう。

自転車盗難車両保険への加入が良い場合

観光ライドでロードバイクに乗っている人

休日の観光ライドが目的でロードバイクに乗られている人は、自転車盗難車両保険の加入を検討していいかもしれません。

観光地に鍵を掛けてロードバイクを駐輪したとしても長時間ロードバイクから離れますので、盗難被害に遭う危険性が高まります

また、高価なロードバイクが盗まれるのではないかと考えながら散策しても楽しくないです

上手な自転車盗難車両保険の使い分け方

1年間あたりの保険料比較(2024年12月現在)

※ペダルワン ZuttoRide すぽくる
10万円 4,068円 4,560円 4,920円
20万円 8,138円 9,051円 9,840円
40万円 21,275円 18,031円 19,680円

※ペダルワンのみ99,999円、199,999円、399,999円の補償に対する保険料を掲載

比較対象

ペダルワン
盗難+全損+半損50%

すぽくる
盗難+全損+半損50%

ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険 分損ミドルプラン
盗難+全損+分損40%

上記表を見てみますと、2023年6月に新しく発売された「ペダルワン」は、20万円未満の自転車に対して保険料が割安です。

ですが、20万円以上ではZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険 分損ミドルプラン」の方が割安です。

各社の自転車盗難保険の年間保険料を収集して得られたデータを基に、年間保険料比較フォームを作成しました。

自転車購入金額を入力して、各社の年間保険料を比較してみましょう。






20万円未満の自転車の場合

出典:ペダルワン

20万円未満の自転車の場合、「ペダルワン」は最も保険料が割安です。

加入期間は自転車購入後3年以内ですので、自転車購入後しばらく経ってからでも加入できます。

また、保険加入条件がパーツ代金を含む車両購入価格1万円以上ですので、ママチャリやルック車でも加入できます。

なお、ペダルワンに傷害・賠責プランも付けられますが相手への補償額1,000万円と不十分ですので、賠償責任保険にも加入する場合は別途補償額1億円の賠償責任保険付き自転車ロードサービスCycleCallに加入した方が良いです。

20万円以上の自転車の場合

20万円以上の自転車の場合、「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」に加入した後、5年目から「すぽくる」に乗り換えた方がお得です。

 最初はZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険への加入がおすすめ

出典:ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険

ロードバイクを購入してから4年間は「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」への加入がおすすめです。

ほぼ同内容の補償内容で比較しますと、自転車盗難車両保険「すぽくる」よりも保険料が割安です。

ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」は契約更新毎に1年あたり10%協定保険価格が引き下げられますが、2年契約にしますと契約2年目になっても契約中ですので協定保険価格は変わりません

3年目になりますと契約更新になります。

契約更新時には自転車購入から2年間経過していますので、20%協定保険価格が引き下げられますが、契約更新後2年間は80%の協定保険価格ですので、まだまだ手厚い補償を受けられます。

「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」は自転車購入後90日以内に加入する必要がありますので、加入する場合は購入後早めに契約しましょう。

ちなみに、協定保険価格が5000円以上になる場合は、ロードバイクに限らずママチャリでも保険に加入できます

5年目以降はすぽくるに保険乗り換えがおすすめ

出典:すぽくる

「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」加入5年目以降は、自転車盗難車両保険「すぽくる」への保険乗り換えがおすすめです。

このまま「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」を契約更新していきますと契約更新ごとに協定保険価格が下がり続ける事で十分な補償が受けられなくなりますし、最長10年経過しますと協定保険価格が0円になり契約更新できなくなります

一方、自転車盗難車両保険「すぽくる」は契約から何年経っていても協定保険価格が変わらない特徴があります。

協定保険価格の低下が目立ってきた所で「すぽくる」に保険を乗り換えますと、ロードバイクを買い替えるまで手厚い補償を受け続けられます。

ただし、「すぽくる」の保険加入条件がパーツ代金を含む車両購入価格10万円以上ですので、加入条件が満たされないママチャリやルック車やエントリーグレードのロードバイクを含むスポーツサイクルは加入できません

後付けパーツに補償を追加する場合

保険加入後に取り付けたパーツは補償対象外ですが、再加入できるタイプの保険でしたら補償対象にできます

保険加入可能期間が設けられていない「すぽくる」は後付けパーツを含む購入金額で保険再加入しますと後付けパーツも補償対象にできますし、「ペダルワン」も自転車購入後3年以内でしたら同様にできます

なお、「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」は自転車購入後90日以内でないと加入できませんので、事実上後付けパーツには補償を付けられません

サイシスト
サイシスト
保険は不要ですが、それでも保険に加入するのでしたら、保険商品の良いとこ取りをして補償を最大限に受けましょう。

まとめ

本記事内容箇条書き

1-1. ロードバイクから目を離さない事で盗難被害を防げる。

1-2. 自転車盗難車両保険を掛け続けているとロードバイク購入費用を超える。

1-3. 盗難被害に遭っても自己資金で再購入できる。

2-1. 観光ライドでは、自転車盗難車両保険への加入が良い事もある。

3-1. 20万円未満の自転車の場合は「ペダルワン」の保険料が一番安い。

3-2. 20万円以上の自転車の場合は「ZuttoRide」と「すぽくる」の良いとこ取りで保険料を節約できる。

4-1. 保険会社によっては契約後の後付けパーツにも対応可能。

1-1. どんなに強固な鍵を掛けたとしてもプロに狙われると盗難されるので、室内保管目の届く所に駐輪しておく事で盗難被害を防げる

1-2. 自転車盗難車両保険を掛け続けているとロードバイク購入費用を超えてしまうので、保険で備えるよりも次のロードバイク購入費用として同じ金額を積み立てておくと良い。

1-3. ロードバイクは高額だが、例え盗難被害に遭ったとしても自己資金で再購入可能

2-1. 観光ライドでロードバイクに乗っている人は観光地でロードバイクを長時間駐輪するので、自転車盗難車両保険への加入が良い事もある。

3-1. 20万円未満の自転車の場合はペダルワン」の保険料が一番安い

3-2. 20万円以上の自転車の場合、自転車購入後の4年間は「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険に加入して、協定保険価格が大きく下がる5年目以降を「すぽくるに乗り換えると保険料が節約できる

4-1. 自転車盗難車両保険は保険契約時の自転車の状態に対して補償しているが、保険の再加入ができる場合は後付けパーツ取り付け後に保険の再加入をする事で対応できる

以上の理由により、観光ライド以外ではロードバイクに盗難車両保険は不要ですので、保険に加入するよりもお金を積み立てて万が一の盗難被害に備えておきましょう。

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