自分のロードバイクも盗難されたら一大事だな
毎週休みになると、ツーリングや練習で外に走りに行く機会が多くなります。
ちょっとした不注意でロードバイクを盗まれたら大変ですね。
スポーツサイクルは狙われやすい
プロに狙われたら数分で鍵だけ破壊されて盗まれる
自転車で走っている時は絶対に盗まれません
すべてのスポーツサイクル愛好家
高額なスポーツサイクルを、盗難から守る対策について分かる内容にしました。
この記事を読んで窃盗犯から愛車を守りましょう。
それでは、どうぞ。
目次
自転車から離れない

極力、自転車から離れない様にしましょう。
走っている時や休憩中でも、自転車から離れなければ盗まれません。
狙われる理由

ロードバイクに限らず、スポーツサイクルは高価で狙われやすいです。
それは単価が高く現金化しやすい割に、捕まる可能性が低いからです。
盗難の現状
過去の統計
2015年から2019年までの盗難件数の統計を見てみると年々減ってはいますが、それでも3万件以上盗難被害は発生しています。
そのほとんどがママチャリだとは思いますが、その中にはスポーツサイクルも含まれていると考えられます。
パーツ単位で分解して現金化される
自転車を買った時に防犯登録するのは義務であり盗難対策の基本ですが、防犯登録してあっても盗まれます。
フレームの車体番号は防犯登録と紐づけされているので、車体としては現金化するのは脚が付きやすいので難しいのです。
ですが、フレーム以外のパーツ
デュアルコントロールレバー
ハンドル
ステム
フロントフォーク
ブレーキ
サイクルコンピュータ
サドル
シートポスト
クランクセット
スプロケット
ホイールセット
フロントディレイラー
リアディレイラー
等と細かく分解されます。
後は、単品でネットオークションやフリマサイトに出品して、比較的脚が付きづらいようにして現金化できます。
同時に出品しなくても何度かに分けて出品したら、なおさら盗難された人からは見つけづらい事でしょう。
イベントやレース会場でも油断は禁物
イベントやレース会場でも、盗難される可能性があります。
参加者や選手を装い会場に侵入したら、そこには高級自転車が鍵もかけておらず無造作に停められていますから、あとは堂々と高そうな自転車に乗って会場から出れば盗難完了です。
室内保管していても盗まれる事も
そして、自宅の部屋に自転車を保管してあっても油断できません。
芸人「兼島ダンシング」が盗難対象の自転車の写真を撮影して出品し、落札されてから盗難して発送する事件があり、その後逮捕されました。
盗難に対する予防策

ママチャリとロードバイクの使い分け
ロードバイクだけではなく、スポーツサイクル全般に当てはまる事ですが、高い自転車は狙われやすいです。
普段使いにはママチャリに乗って買い物や用事を済ませ、スポーツライドはロードバイクでと2台を使い分けると効果的です。
ママチャリなら盗難目的も移動に限られ、要件を済ませたら乗り捨てます。
しっかり鍵を掛けておけば盗まれにくいと思いますし、盗まれたとしても車体価格が1万円台ですから、よほどの愛着がなければ心理的なダメージも少ないでしょう。
さらにロードバイクも使い分ける
カーボンフレームとデュラエースコンポーネントを付けたハイエンドロードバイクに乗られているのでしたら、練習用ロードバイクを別に購入したらいかがでしょうか。
(シマノだけではなく、カンパのスーパーレコードやスラムのレッドでも当てはまります)
変速段数とチェーンリングとカセットスプロケットを同じ構成にして、練習用をシマノ105にしたら20万円以下で購入できます。
アンダー20万円ですので、フレームはアルミで9kg近くの車体重量があります。
練習で仲間と競い合っていないのでしたら、重量差の関係上多少上りが遅くなる程度ですので、練習には影響はないと思います。
それなら万が一盗まれても、金銭的被害はかなり軽減できます。
走っている時は盗まれない
どんなに高価なロードバイクでも、走っている時は絶対に盗まれません。
自転車から離れなければ盗まれないのですが、オートバイで走行中車に強制停車させられライダーを引きずり下ろし走り去った強盗事件もありましたので、絶対に安心という訳ではありません。
駐輪時間が長い程盗難される危険性が高まる

太いワイヤーロックや頑丈なU字ロックなどの鍵を掛けても、駐輪して自転車から離れた時から盗難リスクが発生します。
そして駐輪時間が長ければ長い程、盗難される確立は高くなります。
特に人通りの少ない所に停めてあると、犯人は人目を気にする必要がなく、堂々と鍵を壊し車に積み込んで盗んでいきます。
また、指定区域外に駐輪した場合は盗難ではなく、放置自転車扱いとして市の職員が撤去していきます。
盗難対策

固定物と自転車をワイヤーロックで絡めて鍵を掛ける
指定区域外に駐輪しない事は当然ですが、昼食や休憩で駐輪場に停める場合でも、電柱や電灯の柱や柵など固定されている物に自転車をワイヤーロックで絡めて鍵を掛けると効果的です。
ワイヤーロックも緩く垂れ下がる状態だと、ボルトカッターの片方を地面につけてもう片方のレバーを地面に押し付けたら、太いワイヤーロックも簡単に切断されてしまいます。
ですので、ワイヤーロックはなるべく地面から高い位置で固定する様にしましょう。
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ですので、細くて軽いタイプをおすすめします。
GPSトラッカーを付けてスマホで追跡
盗難対策グッズとして、GPSの位置情報を端末から発信し、スマホやパソコンで追跡できるGPSトラッカーという商品もあります。
駐輪する時にスマホで設定し、スマホから一定距離以上離れるとGPSトラッカーから位置情報を、携帯電話回線を使って発信し続けます。
サイズも小さくパーツ単位で分解されなければ犯人に気づかれにくいでしょう。
後は警察に通報すればいいのですが、もし警察がすぐに動いてくれなければ、自分でGPSの発信源に向かって犯人を捕まえる事になります。
追い詰められた犯人は刃物で刺してくるかもしれませんので、返り討ちに合わない様にしましょう。
自転車はお金で買いなおせますが、命を失ったらお金では買い戻せません。
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警備会社と契約して追跡してもらう
その様な事を考慮すると月額料金1000円程度掛かりますが、警備会社のGPSトラッカーがお勧めです。
端末が大きく目立ちやすいのが難点ですが、ライトの外部バッテリーに偽装させたりサドルバックに忍ばせたりして、犯人から見つかりづらくすれば何とかなりそうです。
もし自転車が盗まれてしまったら、契約している警備会社に連絡すれば、あとは警備会社の社員が対応してくれます。
Bluetooth電波発信のGPSトラッカーは使い物にならない
使い物にならない端末もあります。
Bluetooth電波追跡型のトラッカーです。
月額料金は無料ですが、Bluetoothで通信する為、同じ機器を持っているユーザー間でしか情報を共有できません。
普及率を考えると使い物にならないと考えられます。
防犯カメラが設置されている駐輪場を利用する
駐輪する場合も、防犯カメラが設置されている駐輪場を利用しましょう。
自転車が盗まれた時に本人が駐輪場の管理人に申し出ても、個人情報保護の為に防犯カメラの録画情報の提示を拒否される可能性があります。
その時は盗難届を提出し、警察を通せば映像を見せてくれます。
ですが、時間が経てば盗難している映像が上書きされて消えてしまいますので、速く行動しましょう。
盗まれたらオークションサイトやフリマサイトを毎日チェック
オークションサイトやフリマサイトに車体ごとか、パーツ単位に分解して出品している可能性もあります。
盗難品をパーツ単位でオークションサイトやフリマサイトで検索して、毎日チェックしておきましょう。
もし盗難品を見つけたら警察や運営に通報すれば動いてくれると思いますし、警察や運営が当てにならないと思われたら、自分で落札して犯人の個人情報を入手してしまえばいいでしょう。
自転車盗難保険もあります
自転車に掛けられる盗難保険もあります。
保証額に対して1年間あたり3~5%の掛け金で、自転車本体と同時購入したパーツを対象に、購入金額を上限として盗まれたときに補償金を受け取れます。
ハイエンドバイクでなければ、警備会社のGPSトラッカーを契約するよりも安く対策できます。
盗まれたロードバイクは戻ってきませんが、受け取った補償金でロードバイクを買い直しましょう。

まとめ
パーツ単位で高額現金化しやすく捕まりにくいので、ロードバイクを含むスポーツサイクルは狙われやすい。
どれだけ頑丈な鍵を掛けても、プロに狙われたら数分で鍵だけ破壊されて盗まれる。
ですが、自転車で走っている時は絶対に盗まれません。
また休憩している時も、自転車から離れなければ盗まれる事もありません。
ですので、極力自転車から離れない様にしましょう。