ハンドルに取り付けられるガジェットの数にも限界がありますよね。
ライトアダプターとライトとの組み合わせの使い勝手が良い事が分かる。
ライトアダプターのデメリットについて分かる。
ダボ穴取り付け型とクイックレリーズ取り付け型のどちらが自分に合っているのか分かる。
ガジェットが増え過ぎて困っている人
ガジェットの取り付け箇所を増やせられるサイクルパーツ「ライトアダプター」についてまとめました。
ライトアダプターを使ってハンドル周りをスッキリさせましょう。
それでは、どうぞ。
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目次
本記事の要約
ライトアダプターを使うとガジェットの取り付け箇所が増やせられ、ライトとの組み合わせがおすすめです。
ただし、取り付ける事で外側に張り出しますので、狭い所を通り抜ける時には障害物に当たらない様に注意が必要です。
メリット
ライトアダプターを取り付けますと、サイクルコンピュータやライトなどで混雑しているハンドル周りをスッキリさせられたり、ライトとの組み合わせが良かったりします。
ハンドル周りをスッキリさせられる
ハンドルには自転車の速度や走行距離が表示されるサイクルコンピュータ、ツーリングでナビとして使えるGPSサイクルコンピュータ、夜間走行に必要なライト、取り付けが義務化されているベル、事故時に走行状況を動画として残せられるドライブレコーダー(又はアクションカム)とバッテリーなど、様々な物が取り付けられます。
それらガジェット以外にも、補助ブレーキを取り付ける事もできます。
ハンドルに色々付けようとしても、取り付けられる数にも限りがあります。
そこで、クイックレリーズやフロントフォークに取り付けられるライトアダプターを用いる事で、ハンドルに付けられているライトをハブ側に移動させる事ができます。
ライトの取付位置を低くできる
日が沈むほど影が長くなります。
ライトも同じく、低い位置から路面を照らす程照射範囲は長くなります。
ライトは高い位置から遠くを照らした場合縦方向にライトの照射範囲が広がりにくいですが、低い位置から遠くを照らすと縦方向にライトの照射範囲が楕円形状に伸びますので、手前から遠くまでよく路面が見えます。
例えば昼の時間帯に影を見ますと太陽が高い位置にありますので影が小さいですが、朝や夕方の時間帯では太陽は低い位置にありますので、影は長く伸びています。
その現象がライトでも発生していますので、ライトは低い場所から照射した方が照射範囲は縦に伸びて路面が見やすくなります。
ハブダイナモと相性が良い
自転車側にハブダイナモ用ライトを取り付けた場合、
ホイールを脱着する時には端子を外す必要があります。
自転車で走っていますとパンクする事があります。
パンクした場合ホイールを自転車から外してチューブ交換をしますが、ハブダイナモを使っている場合はハブダイナモから配線を抜かないと自転車からホイールを分離できません。
ですが、クイックレリーズにライトアダプターを付けてハブダイナモ用ライトをライトアダプターに取り付けていますと、配線を抜く必要がなくハブダイナモとライトがホイールに付いたまま外せられます。
日中は配線の脱着はしやすいですが、日が暮れて暗くなりますと見づらくなる為、細かい作業が難しくなりますので、ライトアダプターを使う事で配線の脱着作業がなくなる分だけホイールの脱着が簡単になります。
ドライブレコーダーの取り付けにも良い
ライトアダプターを活用してドライブレコーダーを取り付ける事もできます。
前方はハンドルに取り付ければいいですが、後方はシートポストに取り付ける事になりますので雨の日に走るとタイヤから飛んでくる路面の雨水がドライブレコーダーに当たってレンズが泥だらけになります。
また、ヘルメットに付けた場合は頭が重くなります。
ですが、リアホイールのクイックレリーズやフレームリア側のダボ穴に取り付けますとドライブレコーダーが取り付けしやすくなりますし、雨の日に走っても路面の雨水がドライブレコーダーに掛かりにくくなりますのでレンズに泥水が付きにくくなります。
デメリット
ライトアダプターを取り付けますと外側に張り出しますので、狭い所の通り抜けに気を使ったり、ライトを取り付けた場合には走行中に点灯できなかったりします。
狭い所を通り抜ける時に注意
ライトアダプターを取り付けた場合、狭い所を通り抜ける時に注意が必要です。
狭い所を通り抜ける時、障害物にライトアダプターをぶつけてしまうと落車したり、フロントフォークやクイックレリーズやライトアダプターを破損させてしまったりする事があります。
ギリギリ通り抜けられる様な狭い所を通過する時は、自転車から降りて押して通り抜けした方が手間ですが安全に通り抜けられます。
ホイール取付時ライト光軸調整が必要
ホイールを複数持っている人は走る道に応じてホイールを使い分けていると思いますが、クイックレリーズを緩めてホイールを組み替えた場合はナット側の角度がその都度変わっています。
クイックレリーズ取り付けタイプのライトアダプターを使っている場合、ライトアダプターの向きがホイールを組み替える度に変わってきますので、ライトアダプターの角度を調整してからホイールを固定しませんとライトの光軸がずれてしまいます。
走行中にライトの点灯ができない
今まで走行中に手元でライトの点灯ができていましたが、ハンドルからライトアダプターにライトを付け替えますと、ライトに手が届かなくなる為に走りながら点灯させる事ができなくなります。
ですので、ライトを点灯させる時には一度自転車を降りてからライトを点灯させなければならない為、トンネルを通過する時には一度止まってから点灯させなければならず面倒です。
ただし、サイクルコンピュータでライトの点灯ができる上位モデルのライトや、明るさに応じて自動でライトが点灯するモデルでしたら、走行中でもライトの点灯ができますので快適です。
リアに付けるとチェーンの油で汚れる
自転車の洗車やメンテナンスをしていると分かりますが、フレームのチェーンステーには汚れたチェーンから飛び散った油が付着しています。
ですので、カセットスプロケット側にライトアダプターとテールライトを取り付けますとライトが汚れる事によりライトの明るさが落ちますので、こまめにテールライトに付着した油をふき取る必要があります。
また、後方撮影用にドライブレコーダーをライトアダプターに取り付けている場合は、レンズに付いた油をきれいにふき取っておかないと鮮明に撮影する事ができません。
外したホイールを倒す時に注意
走行中にパンクした時クイックレリーズを緩めてホイールを自転車から取り外しますが、クイックレリーズ取り付けタイプのライトアダプターを使用している場合、外したホイールの取り扱いには注意が必要です。
ライトアダプター側を下にしますと、ライトが路面に擦れて傷が入ります。
ですので、ホイールを倒す場合はレバー側を下になる様にして、ライトアダプターに取り付けたライトに傷が入らない様にしましょう。
メーターの取り付けには不向き
ライトアダプターにサイクルコンピュータを取り付ける人はまずいないと思いますが、取り付けた場合、サイクルコンピュータに表示されている数字がハンドルに隠れて読みづらくなります。
ただし、老眼でハンドルにサイクルコンピュータを付けても文字が読みづらい人は一度試してみると良いでしょう。
選び方
ライトアダプターには取付方法が違う2種類のタイプがありますので、ダボ穴の有無や使用状況に応じて選びましょう。
ダボ穴取り付けタイプのライトアダプター
フロントフォークにダボ穴が付いている場合、ダボ穴に取り付けられるライトアダプターを選定しますと、ホイールを取り付けてもライトの位置が変わりません。
また、ライトとバッテリーが分離されているタイプや外部電源で動作されているドライブレコーダーは、ホイールを脱着する時に端子を脱着しなくてもよいですので使いやすいです。
電池式ライトやバッテリー内蔵タイプのライトも一度取り付ければ外す必要がありませんので、ライトの取付角度が変わらず使いやすいです。
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ダボ穴無でも取付可能なライトアダプター
レース志向のロードバイクにはフレームやフォークにダボ穴が付いていません。
そのレース志向のロードバイクにライトアダプターを取り付ける場合には、クイックレリーズのナット側をライトアダプターに交換して使用するタイプのライトアダプターがあります。
こちらはハブと一緒にライトアダプターが脱着できますので、ハブダイナモと専用ライトの組み合わせで使う時におすすめです。
また、ホイールを脱着する度にライトの光軸を調整する必要がありますが、ハンドルに取り付けているガジェットを減らしたい場合にもクイックレリーズナット交換式のライトアダプターはおすすめです。
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まとめ
ライトアダプターのメリットは、増え過ぎたガジェットの内一つをハンドルから分離できる。
ライトは低い所から照らすと照射範囲が伸びるので、ハンドルより下に取り付けられると暗い夜道で路面が見やすくなる。
クイックレリーズ取り付け型のライトアダプターはホイール脱着時一緒に自転車から外れるので、ハブダイナモ用ライトに取り付けると端子を脱着しなくてもよくなる。
後方にドライブレコーダーを取り付ける場合は取付場所を見つけにくいが、ライトアダプターを取り付ける事で解消する。
ライトアダプターのデメリットは、ライトアダプターが外側に張り出す為、狭い所を通り抜ける時には障害物にライトアダプターをぶつけない様に注意が必要。
クイックレリーズ取り付け型を使う場合は、ホイール組み換えの度に向きが変わるので、ライトを付けている場合はその都度位置調整が必要。
また、パンクなどでホイールを外した場合には、ライトアダプター側を下にして倒すとライトに傷が入る事もある。
ライトを取り付けて使っている場合は、自転車に乗っている時にライトに手が届かなくなるので、走行中にライトを付けられない。
後方にもライトアダプターを付けられるがチェーンの油が飛び散るので、ライド後にふき取る必要がある。
ライトアダプターは乗車時にはハンドルに隠れやすいので、サイクルコンピュータの取り付けには不向き。
ライトアダプターにはダボ穴取り付け型とクイックレリーズ取り付け型の2種類あるが、ダボ穴がある自転車の場合はダボ穴取り付け型がおすすめ。
クイックレリーズ取り付け型は、ダボ穴が付いていない自転車やハブダイナモを使っている人におすすめ。
ライトアダプターを使う事で取り付け箇所が増えますので、ガジェットが増え過ぎて困っている人は、一度取り付けて試してみると良いでしょう。
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