おすすめの自転車盗難保険を教えて下さい。
休憩中は自転車から離れない様にして、自宅では室内保管しておきますと盗難される危険性がほぼなくなりますので、まずは盗難されない様に対策しましょう。
ロードバイクに盗難車両保険が不要な理由が分かる。
盗難車両保険加入が良い場合もある事が分かる。
盗難車両保険を上手に加入する方法が分かる。
万が一高額なロードバイクが盗難被害に遭いますとショックが大きいです。
ですが、きちんとロードバイクを管理しておきますと盗難リスクをほぼ排除できます。
そこで本記事では、ロードバイクに自転車盗難車両保険は不要な理由について取り上げます。
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目次
本記事の要約
自転車盗難車両保険は基本的に不要です。
理由は、自転車盗難車両保険は保険契約後のパーツアップグレードに対する補償がありませんし、保管や駐輪方法に気を付ける事で盗難被害を防げます。
保険を掛ける予定だったお金は、次のロードバイク購入費用として積み立てておきましょう。
ロードバイクに盗難車両保険が不要な理由
高額なロードバイクが盗難被害に遭いますと凹みますが、それでも保険を掛ける対価に対する見返りが小さいです。
自宅での駐輪方法や管理に注意する事で盗難リスクは大きく軽減できますので、ロードバイクには盗難車両保険は不要です。
パーツのアップグレードに対応していない
すべての自転車盗難車両保険に共通している点は、保険加入後に取り付けたパーツに対する補償が受けられない事です。
保険加入後に取り付けたパーツは保険料追加で補償の範囲に含められると良いですが、2023年3月現在ではその様な自転車盗難車両保険はありません。
ロードバイク購入後、ホイールを始めとしてチェーンリング、カセットスプロケット、ハンドル、サドル、ペダル等など、パーツをアップグレードしたくなる事が多いです。
ですが、自転車盗難車両保険に加入していますと保険加入時の状態でしか補償を受けられませんので、アップグレードしてもアップグレードしたパーツに対する補償は受けられません。
せめて保険会社は、パーツのアップグレードに対応できる自転車盗難車両保険を開発して頂きたい所です。
自転車から目を離さない事で盗難を防げる
例え強固な鍵を掛けたとしても長時間自転車から離れますと盗難される危険性が高くなります。
逆に言えば、自転車から離れさえしなければ盗難されません。
アパートやマンションでは駐輪場を利用せずに室内に自転車を保管し、一戸建て住宅でも車庫や室内に自転車を保管しましょう。
不法侵入して盗難対象の自転車の写真を撮ってネットオークションやフリマに出品して、落札されたら再度侵入して自転車を盗難する「芸人 兼島ダンシング事件」が過去にありましたので、室内保管していても絶対に安全と言う訳ではありません。
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また、コンビニに入る時は目の届く場所に駐輪しておくと良いですが、コンビニのガラスに自転車を立て掛けますと迷惑ですので止めましょう。
保険を掛け続けると自転車購入費用を超える
自転車盗難車両保険に加入しますと保険料が発生します。
実際には新規契約や契約更新時の協定保険価格により保険料が変わりますが、協定保険価格が変わらないと仮定して保険を20年間掛け続けますと、ロードバイク購入時の価格とほぼ同額になります。
保険を10年間掛け続ける場合、支払う保険料の総額は、ロードバイク購入時の価格のほぼ半額になります。
10年毎にロードバイクを買い替える場合は自転車盗難車両保険に加入せず、その保険料を次のロードバイク購入費用として積み立てておきますと良いですし、万が一盗まれた場合は積立金をロードバイクの購入費用の一部に充てても良いです。
出費はかさむが自己資金で再購入可能
万が一、ロードバイクが盗まれたとしても家や自動車ほど高額ではありませんので、自己資金で十分に再購入できます。
自転車盗難車両保険は加入者への補償だけに徴収したお金が使われるだけではなく、保険会社の人件費や事務所の固定費にも使われますので、保険は掛ければ掛けるほど加入者が損をします。
ですので、自己資金で再購入できる場合は自転車盗難車両保険に加入せず、保険料として支払う予定だったお金を次の自転車購入費用として積み立てておきますと良いでしょう。
ただし、賠償責任保険は絶対に加入すべきです。
万が一サイクリング中に人を轢いて被害者が亡くなられた場合、数千万から1億円近くの賠償請求がされますが、大多数の人の収入や貯蓄では賠償不能です。
毎月お金を積み立てて備えておきましょう。
自転車盗難車両保険への加入が良い場合
観光ライドでロードバイクに乗っている人
休日の観光ライドが目的でロードバイクに乗られている人は、自転車盗難車両保険の加入を検討していいかもしれません。
観光地に鍵を掛けてロードバイクを駐輪したとしても長時間ロードバイクから離れますので、盗難被害に遭う危険性が高まります。
また、高価なロードバイクが盗まれるのではないかと考えながら散策しても楽しくないです。
上手な自転車盗難車両保険の使い分け方
1年間あたりの保険料比較(2023年3月現在)
ZuttoRide | すぽくる | |
10万円 | 4,560円 | 4,920円 |
20万円 | 9,051円 | 9,840円 |
40万円 | 18,031円 | 19,680円 |
比較対象
すぽくる
盗難+全損+半損50%
ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険 分損ミドルプラン
盗難+全損+分損40%
1年間あたりの保険料比較を比較しますと「すぽくる」よりも「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険 分損ミドルプラン」の方が割安です。
最初はZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険への加入がおすすめ
ロードバイクを購入してから4年間は「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」への加入がおすすめです。
ほぼ同内容の補償内容で比較しますと、自転車盗難車両保険「すぽくる」よりも保険料が割安です。
「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」は契約更新毎に1年あたり10%協定保険価格が引き下げられますが、2年契約にしますと契約2年目になっても契約中ですので協定保険価格は変わりません。
3年目になりますと契約更新になります。
契約更新時には自転車購入から2年間経過していますので、20%協定保険価格が引き下げられますが、契約更新後2年間は80%の協定保険価格ですので、まだまだ手厚い補償を受けられます。
「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」は自転車購入後90日以内に加入する必要がありますので、加入する場合は購入後早めに契約しましょう。
ちなみに、協定保険価格が5000円以上になる場合は、ロードバイクに限らずママチャリでも保険に加入できます。
5年目以降はすぽくるに保険乗り換えがおすすめ
出典:すぽくる
「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」加入5年目以降は、自転車盗難車両保険「すぽくる」への保険乗り換えがおすすめです。
このまま「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」を契約更新していきますと契約更新ごとに協定保険価格が下がり続ける事で十分な補償が受けられなくなりますし、最長10年経過しますと協定保険価格が0円になり契約更新できなくなります。
一方、自転車盗難車両保険「すぽくる」は契約から何年経っていても協定保険価格が変わらない特徴があります。
協定保険価格の低下が目立ってきた所で「すぽくる」に保険を乗り換えますと、ロードバイクを買い替えるまで手厚い補償を受け続けられます。
ただし、「すぽくる」の保険加入条件がパーツ代金を含む車両購入価格10万円以上ですので、加入条件が満たされないママチャリやルック車やエントリーグレードのロードバイクを含むスポーツサイクルは加入できません。
まとめ
1-1. 自転車盗難車両保険は契約後のパーツアップグレードに対応していない。
1-2. ロードバイクから目を離さない事で盗難被害を防げる。
1-3. 自転車盗難車両保険を掛け続けているとロードバイク購入費用を超える。
1-4. 盗難被害に遭っても自己資金で再購入できる。
2-1. 観光ライドでは、自転車盗難車両保険への加入が良い事もある。
3-1. ロードバイク購入後4年間は「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」の方が割安。
3-2. 5年目以降の自転車盗難車両保険は「すぽくる」の方が補償内容が充実している。
1-1. 自転車盗難車両保険は保険契約時の自転車の状態に対して補償しているので、契約後のパーツアップグレードに対応していない。
1-2. どんなに強固な鍵を掛けたとしてもプロに狙われると盗難されるので、室内保管や目の届く所に駐輪しておく事で盗難被害を防げる。
1-3. 自転車盗難車両保険を掛け続けているとロードバイク購入費用を超えてしまうので、保険で備えるよりも次のロードバイク購入費用として同じ金額を積み立てておくと良い。
1-4. ロードバイクは高額だが、例え盗難被害に遭ったとしても自己資金で再購入可能。
2-1. 観光ライドでロードバイクに乗っている人は観光地でロードバイクを長時間駐輪するので、自転車盗難車両保険への加入が良い事もある。
3-1. 他社の保険商品と比較するとロードバイク購入後4年間は「ZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険」の保険料の方が割安。
3-2. 5年目以降の自転車盗難車両保険は「すぽくる」の場合、協定保険価格が下がらない為、補償内容が他社の自転車盗難車両保険より充実している。
以上の理由により、観光ライド以外ではロードバイクに盗難車両保険は不要ですので、保険に加入するよりもお金を積み立てて万が一の盗難被害に備えておきましょう。
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