ですので、長期間使用したドロップハンドルは使用上問題がなくても交換する事をおすすめします。
アルミのパーツが折れる原因が分かる。
アルミのパーツは定期的に交換する方が良い事が分かる。
金属疲労が蓄積されたアルミ製のパーツは走行中に突然折れます。
走行中にパーツが折れますと落車の原因になりますので非常に危険です。
そこで本記事では、定期的にアルミ製のパーツを交換する必要性について取り上げます。
スポンサードリンク |
目次
本記事の要約
アルミ製パーツは金属疲労の蓄積により突然折れますので、長期間使用したパーツは定期的に交換する事をおすすめします。
アルミのパーツが折れる原因
金属疲労の蓄積
硬化処理されたアルミ合金は非常に硬いですが、僅かな衝撃でも金属疲労が蓄積され続け、一定の金属疲労が蓄積されますと突然破断します。
アルミ製のパーツに金属疲労が蓄積されていても、パーツが破断するまでひび割れが発生しませんので、見た目で金属疲労の蓄積具合を確認できません。
汗による塩害
アルミが腐食して削れています。
金属は塩分に弱く、錆にくいステンレスでも塩分が付着する環境で使用しますと、金属表面を覆っている酸化被膜が剥離する事で錆が発生します。
特にアルミは塩分に弱く、アルミについた汗を放置しますと表面が白く変色して腐食します。
腐食が進みますと腐食した部分が脆くなり、アルミがどんどんやせ細っていきます。
アルミのハンドルが突然折れた
16年間使用し続けてきたアルミ製のドロップハンドルが163,830km走行した所で突然折れました。
実走練習中にハンドルが折れたのですが、出発してから折れるまでダンシングしても10秒程度のもがき練習をしてもハンドルの剛性低下はありませんでした。
そして、ハンドルが折れた時はブラケットポジションで走っていましたが、硬いハンドルの左側がグニョと簡単に曲がる様になりました。
折れていない右側と折れた左側を比較しますと、明らかに左側が曲がっている事が分かります。
幸いフラットバー部分から折れていませんでしたので、フラットバーポジションで自宅まで自走できました。
その後バーテープを剥がしてハンドルの状態を確認した所、完全に折れていませんでしたがハンドルのフラットバー外側部分に大きな割れが入っていました。
写真の右側が割れています。
割れている部分を接写しました。
首の皮一枚で繋がっています。
アルミ製のパーツも消耗品
ハンドルに限らず、どのパーツも走行中に破損しますと落車する危険性があります。
アルミ合金は金属疲労が蓄積されても破断するまでひび割れが発生しませんし、カーボンパーツも専門業者による検査を受けないとカーボン層の剥離の進行状況が分かりません。
パーツの寿命は「ライダーの体重」「ライダーの脚力」「雨天使用」などの使用状況や、メーカーによって変わってきます。
ですので、アルミ製のパーツが突然折れる前に、一定距離(例えば100,000km)を走ったパーツは新しいパーツに交換しましょう。
超軽量アルミハンドルは寿命が短めですので、軽量化を追求しなければ一般的な重さのアルミハンドルにした方がより長く使えます。
おすすめのドロップハンドルとステム
(2024/11/21 07:24:54時点 楽天市場調べ-詳細)
重量は300g台と一般的ですが末永く使えます。
(2024/11/21 21:54:07時点 楽天市場調べ-詳細)
やむを得ずロングリーチからショートリーチのドロップハンドルに交換する場合は、コラムからブラケットまでの距離を合わせる為にステムの長さで調整しましょう。
僕の場合はロングリーチの時にステム長さを90mmにしていましたが、ショートリーチのハンドルしかなかったのでステムを30mm長い物にして距離を合わせました。
(2024/11/21 18:43:23時点 楽天市場調べ-詳細)
安いバーテープを定期的に交換して、汗による塩害からハンドルを守りましょう。
(2023/07/04 19:21:44時点 楽天市場調べ-詳細)
エアロバーと補助ブレーキレバーを併用したかったですので、少し高いですがこちらのハンドルにしました。
まとめ
アルミ製パーツが折れる原因は、金属疲労の蓄積と汗による塩害である。
アルミ製パーツの金属疲労は目視では分からないが振動によるダメージが蓄積されていて、許容範囲を超えると突然破断する。
また、「ライダーの体重」「ライダーの脚力」「雨天使用」などの使用状況によりパーツの寿命は変化する。
長期間使用したパーツは突然折れる事がありますので、使用上問題がなくても交換しましょう。
スポンサードリンク |