どのパーツに問題があるのですか?
シフトチェンジしても変速しなかったらストレスが溜まりますよね。
変速はケーブルを介してディレイラーを動かしていますがケーブルに問題があるだけではなく、チェーンやディレイラーにも問題がある場合があります。
まずはシフトケーブルにほつれがないか確認してみると良いでしょう。
変速不良の原因が分かる。
変速に問題が出てきた自転車に乗っている人。
ロードバイクやマウンテンバイク等のスポーツサイクルは多段化が進み、今ではミドルからハイエンドの自転車は12速化されています。
12速のカセットスプロケットはギヤとギヤの間隔がかなり狭くなっていますので、消耗品の経年劣化に対する影響が大きく、変速不良になりやすいです。
そこで本記事では、変速不良を解消する方法について取り上げます。
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目次
本記事の要約
シフトケーブルやチェーンは消耗品ですので、定期的に点検して痛みや摩耗が激しい場合は交換しましょう。
また、リアディレイラーも長期間使っている場合は、交換する事で本来の変速性能に戻ります。
シフトケーブルのほつれを確認する
シフトインナーケーブルはシフター側とディレイラー側に大きな負荷が掛かり、使い続ける内に素線(ケーブル繊維)が切れてほつれます。
素線が切れますとケーブルが延びて変速に不具合が生じますが、ディレイラーを調整する事でとりあえず正常に変速できます。
ですが、さらに使い続けますと素線がより多く切れてほつれ、内部にほつれたケーブルがシフターやアウターシフトケーブル内に目詰まりしてしまい、最後には変速できなくなります。
ですので、デュアルコントロールレバーのカバーをめくってケーブルの状態を確認したり、ケーブルのリアディレイラー側を目視して確認したりして素線の切れやほつれがないか確認しましょう。
また、アウターシフトケーブルが痛んでいますと抵抗になってインナーシフトケーブルの動きが悪くなりますので、目視して状態を確認しましょう。
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点検を怠っていますと、サイクリング中にほつれたケーブルがシフターやアウターケーブル内に目詰まりして変速できなくなります。
特に平坦路を走行中に目詰まりした場合は上りの時に自転車を押して歩く羽目になりますので、ロングライド前やチェーン注油の時にケーブルの状態も確認しましょう。
チェーンの伸びを確認する
チェーンは使い続ける内に各コマを連結しているピンがすり減ってやせ細り、ブッシュとの隙間が大きくなります。
変速用のチェーンはピンとブッシュに隙間を設けて横方向に少し曲がる性質を持たせてありますが、摩耗で隙間が大きくなりすぎますとチェーンが横方向に曲がり過ぎてしまいます。
ですので、隙間が大きくなったチェーンを交換しないと、変速時にディレイラープーリーが変速したいスプロケットに移動してもスプロケットに掛かっているチェーンが追従しにくくなる事で変速不良が起こりやすくなります。
チェーンの伸び(ピンの摩耗)は目視では判別が難しいですが、チェーンチェッカーを使いますと簡単に確認できます。
頻繁に確認する必要はありませんが、チェーンに注油する時にチェーンの伸びも確認しましょう。
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チェーンは摩耗する事で変速性能が落ちますが、さらに使用し続けますと上りでチェーンに負荷が掛かった時に摩耗でやせ細ったピンが折れ、チェーンが切れて自走できなくなります。
チェーン注油の時にチェーンチェッカーでチェーンの延び具合を確認しましょう。
リアディレイラーは消耗品
リアディレイラーも消耗品で使い続ける内にヒンジ部分が摩耗してガタつきが発生したり、バネがヘタって弱くなったりしますが、見た目ではヘタり具合が判別しづらいです。
パーツの劣化具合は判別が難しいですので、一定距離走行(30,000kmや40,000km)毎に交換するルールをあらかじめ決めておいて、リアディレイラーを交換する時はインナーシフトケーブルの交換作業をする時に一緒に交換しますと作業効率が良いです。
なお、電動式は変速時にガイドプーリーがスプロケットを超えて移動した後に戻す機械式にはできない動作をしますので、変速性能が落ちにくいです。
まとめ
シフトインナーケーブルは使用し続けると素線が切れてほつれ、アウターケーブルやパーツの内部に目詰まりする事により変速できなくなる。
チェーンを使用し続けるとピンが摩耗して隙間が広がり、横方向に曲がりすぎることで変速不良を引き起こす。
リアディレイラーはヒンジ部分の摩耗やバネの劣化で変速性能が低下する。
ケーブルやチェーンやリアディレイラーを交換して、本来の変速性能を維持しましょう。
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