硬いチューブレスタイヤにチューブを入れる事は大変ですよね。
入れづらいチューブを入れる以外のパンク対策がある事が分かる。
チューブレスタイヤを使用している人
チューブレスタイヤのパンク対策についてまとめました。
この記事を読んで、チューブレスタイヤでも安心して走りましょう。
それでは、どうぞ。
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目次
本記事の要約
チューブレスタイヤのパンクに対するメリットは、小さな穴のパンクではシーラントが穴を塞ぎ、塞がらない大きさの穴でもパンク修理剤をタイヤに注入する事で再走行ができます。
チューブレスタイヤのパンクに対するデメリットは、チューブをタイヤに入れる必要があるパンクの場合、チューブをタイヤに入れづらい事です。
タイヤライナーをあらかじめタイヤに入れておきますと、チューブを入れる必要があるパンクをしても自走する事ができます。
タイヤライナーを入れても、適正空気圧であればチューブレスタイヤの走行感が失われません。
チューブレスのパンクに対するメリット
チューブレスタイヤはシーラントが必要なチューブレスレディタイヤとシーラントが不要なピュアチューブレスタイヤの2種類があります。
走行中にチューブレスレディタイヤがパンクした時、タイヤに注入されているシーラントがパンクした穴を塞ぎますので、小さなパンクの場合そのまま走り続けられます。
シーラントで塞がらない大きさの穴のパンクでもパンク修理剤を使用する事で大抵のパンクに対応できます。
小さなパンク穴なら走行中に塞がる
クリンチャータイヤではパンクした時、急激に空気圧が低下しますが、チューブレスタイヤは緩やかに空気圧が低下しますので、下りなどで速度が出ている時にパンクしても落ち着いてブレーキを掛けて停車できます。
シーラントが不要なピュアチューブレスタイヤもパンクしますと緩やかに空気が抜けます。
シーラントを入れて使用するチューブレスレディタイプのタイヤは小さなパンクの場合、タイヤの空気圧でシーラントがパンクで開いた穴から勢いよく吹き出しながら穴を塞いでいき空気漏れを抑えます。
ですので、スローパンク程度でしたらパンクした事に気づかないまま走り続けられます。
また、小さな穴のパンクでしたら走っている内にシーラントの吹き出しが止まり、そのまま走り続けられます。
穴が大きくなければパンク修理剤で対処可能
シーラントで塞がらない大きさパンクでも、パンクした穴が大きくなければチューブレスタイヤ用パンク修理剤をその場でバルブから注入する事で応急処置する事ができます。
ムース状の修理剤と一緒に空気も同時に入りますが、適正空気圧まで空気が入りませんので、パンク修理剤注入した後携帯ポンプで空気を補充するか、そのまま慎重に走って帰宅しましょう。
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チューブレスのパンクに対するデメリット
パンク修理剤を使用しても穴が塞がらない大きな穴のパンクでは、クリンチャータイヤと同じ様にチューブを入れてパンク対応します。
ですが、チューブレスタイヤは気密性を高める為に硬くタイトに作られていますので、リムからの脱着が難しく、クリンチャータイヤの様に簡単にはタイヤを脱着できず現地での作業性が悪いです。
ですので、寒い場合は手がかじかみますし、雨が降っている場合は手が滑りますし、夜で暗くなっていますと手元が見づらいです。
その為、チューブを入れる作業が大変で、さらにタイヤに注入しているシーラントが手について汚れます。
また、シーラントを使用していますと、サイドカットなどタイヤが切れてしまうタイプのパンクの場合、タイヤブートを張り付ける前にシーラントをきれいに拭き取らなければ、タイヤブートを張り付けられません。
タイヤライナーでチューブが不要になる
チューブレスタイヤはチューブを入れづらい事が難点ですが、ビットリアから製品化されているタイヤライナーを使用しますとチューブを入れる必要がなくなります。
あらかじめタイヤライナーを入れておく
チューブレスタイヤはパンクした時に現地でチューブを入れる作業が大変ですが、ビットリアからタイヤライナーという製品が発売されています。
あらかじめチューブレスタイヤにタイヤライナーを入れておきますと、パンクした時に空気の代わりにタイヤライナーがタイヤを膨らませます。
タイヤライナーはシーラントが浸透しない材料で作れていますので、チューブレスレディタイヤの場合、シーラントと併用しましょう。
チューブレスタイヤの走行感は失われない
チューブレスタイヤにタイヤライナーを入れる時はタイヤライナーが膨らんだ状態ですが、タイヤに空気を入れますと空気圧でタイヤライナーが縮みます。
ですので、タイヤライナーの重量分だけタイヤが重くなりますが、チューブレスタイヤの走行感が失われることはありません。
パンクしてもそのまま走り続けられる
チューブレスタイヤにタイヤライナーを入れた状態で空気を入れますと空気圧でタイヤライナーが縮みますが、パンクでタイヤに入っている空気が抜けますとタイヤライナーが元の形状に膨らんで戻ります。
元に戻ったライナーは空気が抜けかかっているタイヤの様な状態にはなりますが、乗車してもタイヤライナーが潰れきれず、タイヤがリムまで押し潰される事がありません。
ですので、タイヤライナーが入っていましたら、パンクしてもそのまま走り続ける事ができます。
ただし、タイヤライナーの使用には条件があり、パンクした後は時速20km/hまでの速度で50kmまでの距離しか走る事ができません。
ママチャリ程度の速度でしか走れませんが、ある程度の距離であれば自走できますので、自走できるだけでも助かります。
タイヤライナーの使用可能距離は50kmまでですので、実走練習の場合は行き道でしたら引き返しましょう。
自宅から50km以上離れている場合はサイクルショップまで自走して修理してもらうか、駅まで自走して輪行して帰りましょう。
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パンクした後自走した場合は次のパンクに備えてライナーを交換しましょう。
タイヤ幅に合ったライナーを選びましょう。
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まとめ
チューブレスタイヤのパンクに対するメリットは、小さな穴のパンクでは走行中にシーラントが穴を塞ぐので、そのまま走り続けられる。
また、シーラントでは塞がらない穴でも、大きな穴でなければパンク修理剤をタイヤに注入する事で修理剤と一緒に空気も入るので再走行が可能。
チューブレスタイヤのパンクに対するデメリットは、パンク修理剤でも塞がらない大きな穴ではチューブを入れて対応する事になるが、チューブレスタイヤは固くて脱着しにくいのでチューブをタイヤに入れる作業が困難である。
タイヤライナーをあらかじめタイヤに入れておく事で、パンクしても空気の代わりにタイヤライナーが膨らんでタイヤの形状を保持するので、一定の制限があるが空気が抜けた状態でも自走する事ができる。
タイヤライナーを入れた状態でタイヤに空気を入れると空気圧でタイヤライナーが縮むので、チューブレスタイヤの走行感が失われない。
硬くて脱着しづらいチューブレスタイヤにチューブを入れようとして困っている人は、タイヤライナーを使用してみましょう。
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