効果的な対策はありますか?
盗難防止対策の基本はロードバイクから離れない事ですが、コンビニやトイレ休憩をする場合は自転車をワイヤーロックで固定物にくくりつけますと効果的です。
スポーツサイクルが盗難される原因が分かる。
スポーツサイクルの盗難対策が分かる。
ロードバイクやスポーツサイクルの効果的な盗難対策をしたい人。
ロードバイクはエントリーグレードでも価格が10万円近くしますし、ハイエンドグレードになりますと100万円を超える物も珍しくありません。
オークションやフリマサイト等を利用しますと売りさばきやすく高値で売れますので、ロードバイクに限らずスポーツサイクルは狙われやすいです。
そこで本記事では、スポーツサイクルの盗難対策について取り上げます。
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目次
本記事の要約
ロードバイクを含むスポーツサイクルは自転車として売ってもお金になりますが、パーツ単位で売られた場合ても高く売れる上に見つかりづらいです。
盗難を防ぐ為になるべく自転車から離れない様にして、離れる場合は地上の固定物と自転車をワイヤーロックで括り付けるアースロックをしますと効果的です。
パーツの単価が高くまとまったお金になる
中古自転車としてネットオークションやフリマサイト等に出品しますとフレームに刻印が刻まれていますので見つかりやすいです。
ですが、自転車に組み付けられているパーツには固有番号が刻印されていませんので、自転車からパーツを部品取りして出品されますと見つけ出す事が非常に困難です。
そして、何度かに分けて出品された場合はさらにバレにくく、パーツの単価が高いですので効率よく現金化できます。
ロードバイクは以下のパーツで構成されており、パーツとして売却してもまとまったお金になります。
ハンドル
ステム
フロントフォーク
ブレーキ
サイクルコンピュータ
サドル
シートポスト
クランクセット
スプロケット
ホイールセット
フロントディレイラー
リアディレイラー
例えステムでも、大手メーカーのカーボンステムは1万円以上します。
自転車を盗まれない様に注意しましょう。
盗難の現状
年々盗難件数が減っているが…
2015年から2019年までの盗難件数の統計を見てみると年々盗難件数が減っていますが、それでも3万件以上盗難被害は発生しています。
盗難件数の大半がママチャリだとは思われますが、盗難件数の中にはわずかながらスポーツサイクルも含まれていると考えられます。
駐輪時間が長いほど盗難リスクが高まる
極太で頑丈なワイヤーロックやU字ロックをしていても駐輪して自転車から離れた時から盗難リスクが発生し、駐輪時間が長ければ長いほど盗難される確立が高まります。
特に人通りの少ない所に駐輪していますと犯人は人目を気にする必要がない為、堂々とワイヤーを切断して盗んでいきます。
また、駐輪禁止の場所に駐輪した場合は放置自転車として撤去されます。
イベントやレース会場でも油断は禁物
イベントやレース会場でも、盗難される可能性があります。
イベントやレース会場には高価なスポーツサイクルが鍵も掛けずに駐輪されていますので、サイクルウエアを身に着けて参加者のふりをした窃盗犯が高そうな自転車に乗って会場から出ても、周囲の人から気づかれる事はほぼありません。
室内保管していても絶対に安全ではない
自転車を室内保管していても絶対に安全だとは限りません。
芸人「兼島ダンシング」が留守の時に侵入し盗む自転車の写真を撮影して後日出品、落札された後に改めて空き巣をして落札された自転車を盗んで発送する事件がありました。
盗まれたらオークションやフリマサイトを毎日チェック
もしスポーツサイクルを盗まれてしまった場合、見つかりにくくする為に盗難された自転車からパーツを取り外してネットオークションやフリマサイト等に出品される事が多いです。
自転車を盗まれた場合はまず警察に盗難届を提出する事が必要ですが、警察だけに頼らず自分でも盗まれた自転車のパーツが出品されていないか、ネットオークションやフリマサイト等を毎日チェックしましょう。
もし、パーツに付いた傷の特徴が一致する場合は落札してパーツが手元に届いた後に再度傷の特徴を確認し、傷の特徴が一致する様でしたらネットオークションやフリマサイトの運営者と警察に通報します。
定期的に自分の自転車の写真とパーツの写真を撮っておく事で、万が一盗まれた時に特定や自分の所有物である事を証明できる資料になります。
盗難対策
自転車から離れなければ盗まれる事はありませんが、コンビニに立ち寄ったりトイレに行ったりする時にはどうしても自転車から離れてしまいます。
そこで、自転車から離れた時に持ち主ができる盗難対策を紹介します。
固定物と自転車をワイヤーロックで絡めて鍵を掛ける
指定区域外に駐輪しない事は当然ですが、コンビニに立ち寄ったりトイレに行ったりして自転車から離れる場合でも、自転車を電柱や電灯の柱や柵など地面に固定されている物にワイヤーロックで絡めて鍵を掛けると効果的です。
ワイヤーロックも緩く垂れ下がっている状態ですと頑丈なワイヤーでも簡単に切断されてしまいますので、ワイヤー部分は地面に着かない様にしましょう。
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防犯カメラが設置されている駐輪場を利用する
コンビニに駐輪する場合、防犯カメラに自転車が映る場所に駐輪しますと効果的です。
防犯カメラが見える事で大きな抑止力になりますし、もし自転車が盗まれたとしても警察に被害届提出後に開示依頼書を発行してもらう事で防犯カメラの映像を見せてもらえます。
防犯カメラの映像保存期間は一般的に1か月程度ですので、早めに行動しましょう。
GPSトラッカーを取り付ける
GPSの位置情報を小型の端末から発信し、スマホで追跡できるみまもりGPS端末 あんしんウォッチャーという盗難対策商品もあり、月額539円で利用できます。
駐輪する時にスマホで設定しておきますと、端末が移動を検知した場合、端末の移動を携帯電話の回線を使用してスマホにお知らせします。
また、1契約で2台まで使用できますので、2台同時使用時1台当たり月額実質270円と非常に安くお得に使用できます。
端末を2台用意しますと1台目は自転車のサドルバッグに入れておき、2台目は子どもや老人に持たせて保護者が居場所を確認する使い方ができますし、自動車の車内に入れておく事で盗難対策用品としても使えます。
もし、端末を取り付けた自転車が盗難された場合、端末の位置情報を警察に伝える事により盗難された自転車が見つかりやすくなります。
Bluetooth電波発信のGPSトラッカーはおすすめできない
Bluetooth電波送信型のGPSトラッカーは月額料金が掛からないので良さそうですが、同じ端末を持っているユーザー間でしか位置情報を共有されませんので、普及率を考えますと使い物になりません。
警備会社と契約する
市販されているGPSトラッカーは取り付けた自転車が盗難された場合は誰も助けてくれませんので自分で対応するしかありませんが、警備会社のGPSトラッカーを取り付けた場合は警備会社が対応してくれます。
月額1,320円、警備員急行一回あたり11,000円と安くはありませんが、自転車を盗難された場合は自分の代わりに警備員が現場まで急行してくれますので、自分が犯人と鉢合わせする危険がありません。
端末が大きく目立ちやすい事が難点ですが、ライトの外部バッテリーに偽装させたりサドルバックに忍ばせたりして、犯人から見つかりづらくしておきましょう。
自転車盗難保険で盗難被害に備える
保証額に対して1年間あたり3~5%の掛け金で、自転車本体と同時購入したパーツを対象に盗まれた時、購入金額を上限として補償金を受け取れる自転車盗難保険もあります。
ハイエンドバイクでない場合、警備会社のGPSトラッカーを契約するよりも安く対策できます。
盗まれたロードバイクは戻ってきませんが、受け取った補償金でロードバイクを買い直しましょう。
まとめ
・なるべく自転車から離れない。
・自転車から離れる場合はアースロックをする。
・防犯カメラに映る場所に駐輪する。
・GPSトラッカーを取り付けてスマホで監視する。
パーツ単位で高額現金化しやすく見つかりにくいので、ロードバイクを含むスポーツサイクルは狙われやすい。
自転車から離れた時から盗難リスクが発生し、イベントやレース会場でも参加者に紛れ込んで自転車を盗む窃盗犯もいるので注意が必要。
もし自転車を盗まれた場合でも、ネットオークションやフリマサイトを巡回して盗難された自転車のパーツが出品されていないか毎日チェックする。
地上の固定物に自転車をワイヤーロックで括り付けると盗まれにくい。
防犯カメラに映る場所に駐輪する事で大きな抑止力になり、万が一盗まれても警察が発行する開示依頼書を提示する事で防犯カメラの映像を確認させてもらえる。
GPSトラッカーを自転車に取り付ける事により自転車の位置情報をスマホで確認でき、警備会社のGPSトラッカーを利用するとさらに警備員が現場まで急行してくれる。
盗難被害にあった場合に補償してくれる自転車盗難車両保険もある。
スポーツサイクルの盗難対策を万全にして、盗まれない様にしましょう。
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