ロードバイクに乗り始めると、予想外にお金が掛かると思われませんか。
車体や用品などの初期費用が必要
補給食やドリンクにお金が最も掛かる
パーツは消耗品でメンテナンスにお金が掛かる
大会に出場すると費用が掛かる
ロードバイクを始めたばかりの初心者
項目別に必要な用品と必要費用について、必要な理由と共に分かる内容にしました。
この記事を読んで、ロードバイクに必要な維持費について理解しましょう。
それでは、どうぞ。
目次
ロードバイクの年間維持費

初期費用から消耗品に年間3回のイベント参加まで盛り込むと、年間10,000km走った場合18万円ほど費用が掛かります。
ロードバイクをエントリーグレードにしようが、ミドルグレードにしようが、全体で比較するとその差は僅かです。
一番お金が掛かるのは補給食とドリンクで、全体の39%を占めています。
消耗品も各所減っていきますので、地味に費用がかさみます。
ウェアは擦れない所は破れないので長持ちし費用の割合も少ないです。
工具は一度買い揃えれば買い替える必要がないので割合は非常に少ないです。
練習してプロテインを飲み、イベントやレースに年3回参加すると、約6万円掛かり全体の34%を占めています。
購入時期と購入先を比較してお得に買おう
購入時期によって割引率が変わります。
暖かくなり始めてきた春だと割引しなくても売れますので、積極的に値引きしないでしょう。
逆にオータムセールやブラックフライデーの商戦になると、割引率が高くなって買いやすくなります。
ただし、海外通販だと国内法が適用されませんので、定価を高くして割引率を下げてお得に見せかける所もあります。
購入を検討している商品の販売価格は、定期的にチェックしておきましょう。
購入先も重要です。
国内通販と海外通販とで送料を織り込んだ価格で比較し、最安値で買いましょう。
ただし、海外通販は16666円以上になると消費税が加算されますので、高額商品購入時は表示価格に消費税を織り込んで検討しましょう。
ネットオークションやフリマサイトもお勧めです。
ゲーム機本体やパソコン部品は、箱だけ写して中身がある様に買い手を誤認させている場合が多数あり手を出さない方がいいですが、自転車は利用していてその様な輩は今の所いません。
そのネットオークションやフリマサイトには、不要になった新品を出品している事もあります。
中古でも、使用感が少ない状態のいい物が安く買えます。
一度でも使えば中古になるので、買わない手はないです。
ただし、落札に夢中になりすぎて、安く買うという本来の目的を見失って高値で入札しない様にしましょう。
無駄だと念じ物欲を断つ

ロードバイクには、効果が低い割に高値で売られている商品もあります。
雑誌やネットの記事で「〇〇ワット削減できた」と書かれていますが、どの様な条件でテストしたかについては書かれていません。
再現性がないのです。
効果が微妙なパーツ
例えば、ものすごく転がりがいい高級ハブ。
転がり軸受(ベアリング)の抵抗は滑り軸受の1%しかありませんので、普通のベアリングで十分です。
それでも気になるのでしたら、セラミックベアリングが採用されているハブにしましょう。普通のベアリングとの差はないに等しいですが。
例えば、ビッグプーリー。
5ワット削減とか書かれていますが、手で回した時5ワットの差があったら相当負荷が違うはずです。
ですが、実際手で感じ取れる程度しか抵抗軽減効果は確認できませんでした。
ただし、プーリーはベアリングタイプに変えると回転はよくなります。
エアロを謳ったパーツはいろいろありますが、劇的に速くなるパーツはないと思います。
買っても自分には効果が薄いと自問自答して、自制力を上げましょう。
効果が実感できるパーツ
逆に効果が期待できるパーツは、タイヤとチューブです。
転がり抵抗の小さいタイヤと、軽量のラテックスチューブを付けて走れば、速度に差が出ます。
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ウェアもライダーの体型にフィットした物を着ると、空気抵抗は軽減できます。
一番の空気抵抗の要因は、ライダーです。
駆動系も、チェーンの駆動効率を上げると速くなります。
チェーンをまめにきれいにして、チェーンルブも抵抗が小さい物に変えると、効果が実感できます。
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複数の情報源を確保して自分で考えよう
初期費用について

ロードバイクを始めるには、当たり前ですがロードバイクが必要です。
エントリーグレードにするか、ミドルグレードまで予算を増やすかは自由ですが、車体本体の購入費用が掛かります。
それだけではなく、「空気入れ」「ヘルメット」「ライト」「予備のチューブ」などの用品類も必要です。
また快適に走るには、「サイクルコンピュータ」「ジャージ」「レーサーパンツ」「グローブ」も欲しいです。
それらを用意するのに、一式で27万円ぐらい初期費用が掛かります。
ライドする度に必要な補給食とドリンク

毎日三食食べている食習慣の場合、自宅でくつろいでいる時はお腹が空きませんが、自転車の場合は体のエネルギーを消費しながら走っているので、お腹が空きます。
お腹が空いた状態で走り続けていると、体に蓄えられたエネルギーを使い切ってしまい、走れなくなります。
また、喉も乾きます。
スポーツドリンクを喉が渇く前に飲まないと、体の水分と塩分が抜けきってしまい、走れなくなります。
スポーツドリンクではなく水を飲んでいると、水分は採れても塩分が採れず、脱水症状になります。
その補給食とスポーツドリンクは、ライドする度に必要になります。
出発時は、あらかじめスーパーやドラッグストアで補給食を用意すると、節約できます。
パーツは消耗品

ロードバイクのパーツは消耗品です。
ですが、頻繁に交換が必要なパーツから、基本交換不要なパーツまであります。
それを下記にまとめました。
よく消耗するパーツは、
チューブ
チェーン
シフトワイヤー
クリート
で、チューブはパンク修理前提です。
人にもよりますが、僕の場合はおおよそ8,000kmごとに交換しています。
頻繁に消耗しませんが、
バーテープ
チェーンルブ
は定期的に交換する必要があり、チェーンルブは使い切ってしまいます。
ブレーキシューは、雨天使用すれば寿命は極端に縮まります。
人にもよりますが、僕の場合は25,000kmごとに交換しています。
耐久力のあるパーツは、
カセットスプロケット
ペダル
リアディレイラー
右デュアルコントロールレバー
ボトムブラケット
です。
ペダルはバネガ弱くなってきますし、リアディレイラーは摺動部が摩耗すると変速がスムーズに決まらなくなりますし、右デュアルコントロールレバーは使っている内に変速システムが壊れて変速できなくなります。
人にもよりますが、僕の場合は50,000kmごとに交換しています。
耐久力がかなりあり、自転車を乗り換えるまで使えるパーツは、
ホイールセット
左デュアルコントロールレバー
サドル
です。
基本的に交換不要ですが、新しいパーツが欲しくなりアップグレードした場合は、交換する事になるでしょう。
ロードバイクを買い替えるまで使えるパーツは、
フロントフォーク
ハンドル
ステム
ブレーキ
シートポスト
クランク
です。
新しいパーツが欲しくならない限り使えます。
ウェア類は穴が開いたら買い替え

ウェア類も、使っていく内にすり減り、破れてしまいます。
ですが、ウェアもよく破れる所と破れにくい所があります。
破れやすいウェアとして、
サイクルソックス
があります。
僕はタイツ派ですので、タイツをはいて走っていますが、サドルに擦れる股の部分と膝の部分がよくすり減ります。
サイクルソックスは、指の部分に穴が開いてしまいます。
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破れにくいウェアとして、
サイクルジャージ
グローブ
アームウォーマー
ビンディングシューズ
ヘルメット
サングラス
があります。
これらは落車しない限り、穴が開きにくいです。
ヘルメットは、衝撃を受けなくても経年劣化しますので、定期的に交換する必要がありますが、他のウェアは洗濯で伸びてしまうまで使えます。
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サングラスは、プラスチックの部分が経年劣化していくと折れますので、その時が買い替え時です。
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工賃と工具 -ショップに頼むか自分で交換するか-

消耗品は購入するだけでは使えません。
自転車に付け替えて、初めて効果を発揮します。
タイヤやチューブは自分で交換できないと、そもそも走りにいけませんが、チェーンやワイヤーなどはタイヤ交換ほど簡単ではありません。
その作業を、工賃を支払ってショップでしてもらうか、工具を揃えて自分で交換するかで維持費は変わってきます。
1回分の工賃で必要な工具が買えてしまうので、自分で交換した方が安くなります。
自分で交換する場合
チェーンカッター
ワイヤーカッター
が必要です。
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慣れると難しくありません
大会出場費用

イベントやレースに参加する場合、8,000円から10,000円ぐらいのエントリー費用が掛かります。
他にも、移動費用と宿泊費用が掛かります。
宿泊費用は車中泊すれば掛からず、会場に車を止めておけば、朝起きてすぐに出走の準備が行えます。
レースを目標とするなら、平日も練習する必要があります。
ホームトレーナーで練習するか実走する必要があり、室内で練習する場合は、ローラー台を用意する必要があります。
ローラー台も、固定ローラーと三本ローラーの二通りありますので、あなたに合う物を選びましょう。
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10万円を超えるモデルでは、パワーメーターが内蔵されています。
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また、月額1500円のZWIFTに登録すれば室内でライバルとオンライン上でレースでき、仮想コースの勾配に応じて負荷が変動します。
運動強度もコントロールする必要があるので、パワーメーターとANT+対応のサイクルコンピュータが必要になってきます。
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このGPSサイクルコンピュータの地図表示とナビ機能は使い物になりませんので、ツーリングメインで使用するのでしたら高くてもGARMIN製を選びましょう。

以前はハートレートモニターが主流でしたが、5~10分程度同じ強度で走らないと心拍数が安定せず、また急激な負荷の変動には不向きです。
パワーメーターならペダルを漕いだ直後から正確な漕ぐ力を計測し、急激な負荷の変動にも数値に即反映されます。
ひと昔は高かったパワーメーターも、今はかなり価格も安くなってきています。
練習後のプロテインも必要です。
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こちらは高くて用意できなければ、高タンパク低脂肪の食品で代用できます。
自転車沼の世界へ
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出典:DEROSA PROTOS
自転車沼にはまると、一気に出費が増えます。
今あるロードバイクを練習用にして、大会用にハイエンドバイクを購入するのはまだかわいい方です。
どっぷり自転車沼にはまると、同じロードバイクも用途別に「高速巡行用」「超軽量上り用」「オールラウンド用」と、ハイエンドバイクが3台に増えます。
さらに、ロードの他にMTBもしていると「トレイルライド用」「ダウンヒル用」と増えていき、自転車の置き場に困る事でしょう。
のめり込み過ぎに注意しましょう
まとめ
初期費用として、ロードバイク本体と用品を揃えて、1年あたりに換算すると16,500円。
補給食に年間70,000円。
消耗品を1年あたりに換算すると22,000円。
ウェアを1年あたりに換算すると10,000円。
工具を1年あたりに換算すると400円。
練習とイベントやレースに年3回参加すると60,000円。
人によってばらつきがありますが、目安として考えると、だいたい年間18万円ほど掛かる計算になります。
補足
この記事に書かれている必要費用は以下の費用で計算しました。

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