ロードバイク用のタイヤには、主に従来から使われている23Cと、一回り太い25Cがあります。
25Cタイヤにはワイドリムが最適
ナローリムは25Cタイヤと相性が悪い
フレームのタイヤクリアランスに注意
今使っているホイールに一番よく合うタイヤ幅が知りたい人
今使っているホイールの性能を最大化できるタイヤ幅について、分かる内容にしました。
それでは、どうぞ。
目次
リム幅に合ったタイヤを選ぶ
15mmナローリムには、23Cタイヤが一番良く合います。

ナローリムに23Cタイヤを付けたホイール。
リムからのタイヤ張り出しが小さい事が分かる。
17mmワイドリムは、25Cタイヤが一番良く合います。

ワイドリムに25Cタイヤを付けたホイール。
リムからのタイヤ張り出しが小さい事が分かる。
そして、ワイドリムはヒルクライム限定で、25Cタイヤより軽い23Cタイヤを履いても特に問題なく使えます。
25Cタイヤが使われている理由

僕がロードバイクを始めた2007年では、リム内幅15mmのナローリムが主流の時代でした。
1台目に買った2007年モデルのOCR3のリムはワイドリムでした。
OCR3はロードバイクを始める人やロングライド志向の人をターゲットとして開発されており、長距離ライドを快適に走れる様にしようとした結果、25Cのタイヤを採用してリムも25Cタイヤ用に合わせたのだと思います。
ちなみに、OCR3に付いているホイールはかなり重くて、当時の2ちゃんねるでは「文鎮ホイール」だと揶揄されていました。
ひと昔までプロアマ問わず、レースでは23Cかそれよりさらに細い20Cのチューブラータイヤを履いて参戦されていました。
チューブラータイヤはチューブとトレッドが一体物になっており、上位モデルはチューブ部分がラテックスチューブを採用されています。
チューブラー用ホイールはリムを挟み込むクリンチャータイヤとは違い、接着剤でタイヤとホイールを接着する為、リムにはタイヤの空気圧の影響を受けず強度を必要としませんのでその分軽量化できます。
また、チューブラータイヤが主流だった時代は現在では主流のクリンチャータイヤの性能が劣っていましたので、当時のガチ勢はチューブラータイヤを好んで使っていました。
ちなみに、クリンチャータイヤの性能が向上した現在でも、クリンチャーより400g程度軽くなるチューブラーは、ヒルクライムレースで車体重量を気にする人が使っています。
細いタイヤは悪路でハンドルを取られやすい上にグリップが弱いですので、コーナーでの安定性に欠け、さらに細い20Cタイヤは悪影響をより強く受けます。
その後メーカーの研究により、太いタイヤの転がり抵抗が軽減されるメリットが空気抵抗悪化や重量増のデメリットを上回る事が分かり、2015年頃からホイールメーカー各社から25Cのタイヤに最適化されたホイールを製品化されていきました。
リム幅に合ったタイヤ幅の選定について

ホイールに取り付けられるタイヤの幅は、リムの内幅で決まってきます。
JIS規格では、リム内幅の1.4倍から2.4倍までが適正タイヤ幅として規定されています。
そのJIS規格を基に15mmのナローリムに取り付けられるタイヤを計算すると、21mmから36mmまでのタイヤなら履ける事になります。
17mmのワイドリムで計算すると23.8mmから40.8mmまでのタイヤなら履ける事になります。
ただしJIS規格の上限に近いタイヤを履くと、リムからタイヤが大幅にはみ出てしまいありえない見た目になりますし、太すぎるタイヤがロードバイクのフレームと干渉して走れません。
ですので、JIS規格の下限で履けるタイヤ幅を選定すると、15mmのナローリムで21mm、17mmのワイドリムで23.8mmのタイヤ幅まで細いタイヤが履ける計算結果になります。
実際に履いても問題のない余裕があるタイヤ幅で選定すると、15mmのナローリムで23C、17mmのワイドリムで25Cのタイヤから履けます。
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一時期、OCR3に付いていたワイドリムホイールに23Cのタイヤを履いていた事がありました。
装着と使用に関しては特に問題なく、空気を入れる事でタイヤが膨らみ23Cのタイヤも実際の幅は23mmより太くなり、リム幅と同じタイヤ幅になりました。
ナローリムと25Cタイヤは相性が悪い

ナローリムに25Cタイヤを付けたホイール。
リムからのタイヤ張り出しが大きい事が分かる。
JIS規格の値で計算するとリム幅15mmのナローリムでも25Cのタイヤが履けますが、17mmのワイドリムよりもリム幅が狭ですので、ナローリムはワイドリムより安定性が劣ります。
コーナーリングでタイヤに横方向の力が加わるとタイヤがよれて自転車が不安定になったり、タイヤがよれる事でタイヤの変形抵抗が発生して転がり抵抗が増えたりします。
また、リム幅15mmのナローリムに25Cのタイヤを履かせると、タイヤがリム幅よりも大きめに張り出してしまいますので、23Cのタイヤと比べると空気抵抗が増えます。
しかし、速度域が低いヒルクライムではタイヤがリムよりはみ出していたとしても空気抵抗による損失は小さく、シッティングメインで走っている場合に限りコーナーリング時のタイヤのよれも小さいです。
練習用として使っていて、走行上問題ありません。
クラシックロードで使う場合は注意が必要

ナローリムが主流だった時期に購入したロードバイクの中には、23Cのタイヤまでしか取り付けられないフレームもあります。
さすがにフレームメーカーも若干の余裕を持たせており、23Cのタイヤでぎりぎり取り付けられる様なフレームはないと思います。
ただし25Cのタイヤを履いた場合、センター出しが甘かったり横振れが大きかったりするホイールは、しっかり振れ取りしておきましょう。
なぜならコーナーリングでホイールに横の力が加わると、振れが酷いホイールはよれた場合、タイヤがフレームと擦れてしまいます。
練習用のタイヤもチューブラーの為、パンクしたらタイヤ交換が大変です。
まとめ
昔は細い23Cタイヤの方が転がり抵抗が小さいと思われていたが、現在では太めの25Cタイヤの方がタイヤの変形しにくく転がり抵抗が小さい事が研究で分かってきた為、太い25Cタイヤに最適化されたホイールが主流になった。
タイヤの張り出しを抑える事で空気抵抗が小さくなる様にリム幅が最適化されているので、ナローリムには23Cタイヤ、ワイドリムには25Cタイヤが一番良く合う。
ナローリムに25Cタイヤを付けると、タイヤが張り出す事で空気抵抗が悪くなり、リム幅が狭いので25Cタイヤがよれやすく相性が悪い。
タイヤクリアランスに余裕がないフレームは、ホイールがよれた場合にタイヤがフレームに擦れやすくなるので、注意が必要。
以上の理由から、15mmナローリムには23Cタイヤが一番良く、17mmワイドリムは25Cタイヤが最適解ですがヒルクライムでは25Cタイヤより軽い23Cタイヤを履いても問題ありません。


