パーツ

【ナローリム/ワイドリム】リム幅に合ったタイヤの選び方

本ページはプロモーションが含まれています
あなた
あなた
シマノ WH-R501からカンパニョーロ ZONDA C17にホイールをアップグレードしました。
リム幅が22.5mmとワイドリム化されていますが、このホイールに一番合うタイヤ幅は何ミリですか?
サイシスト
サイシスト
リム幅22.5mmの場合、25mm幅のタイヤが良いですので、今まで700×23Cのタイヤを使っているのでしたら、ホイールと一緒に700×25Cのタイヤに買い替えると良いです。
この記事を読んで分かる事

ホイールに合うタイヤ幅の選び方について分かる。

2010年頃までロードバイクのタイヤ幅は23mmが主流でしたが、今ではワンサイズ太い25mm幅のタイヤが主流になりました。

ですが、今でも幅の狭いホイールが一部ありますので、そのホイールに太いタイヤを履かせてもメリットが最大化されません

そこで本記事では、ホイールに良く合うタイヤ幅の選び方について取り上げます。

【広告】-ここから-



【広告】-ここまで-

本記事の要約

15mmのナローリムには23Cのタイヤ、17mmのワイドリムには25Cのタイヤがおすすめです。

リムブレーキ仕様のロードバイクに28Cのタイヤを履かせる場合は、フレームやブレーキキャリパーのクリアランスに余裕があるか事前に確認しておきましょう。

15mmリム×23Cタイヤ、17mmリム×25Cタイヤがピッタリ

15mmナローリムには、23Cタイヤが一番良く合う

ナローリムに23Cタイヤを付けたホイール。

リムからのタイヤ張り出しが小さい。

17mmワイドリムには、25Cタイヤが一番良く合う

ワイドリムに25Cタイヤを付けたホイール。

リムからのタイヤ張り出しが小さい。

サイシスト
サイシスト
リムの幅に合ったタイヤを履かせた方が見た目もスッキリします。

リム幅とタイヤ幅について

ホイールに取り付けられるタイヤの幅は、リムの内幅で決まります。

JIS規格では、リム内幅の1.4倍から2.4倍までが適正タイヤ幅として規定されています。

そのJIS規格を基に15mmのナローリムに取り付けられるタイヤを計算しますと、21Cから36Cまでのタイヤが履ける事になり、17mmのワイドリムの場合は23Cから40Cまでのタイヤが履ける事になります。

アイオロスPro37Vなど一部ホイールでJIS規格に対しての例外があります。

ですが、リム幅に対して太すぎるタイヤはブレーキシューが交換時期まで摩耗した時にブレーキを掛けますとタイヤがブレーキキャリパーに接触しますし、ブレーキシューが摩耗していなくてもタイヤがフレームに接触します。

逆にリム幅に対して細すぎるタイヤはリムのフックにうまく引っ掛けられず装着できません

リムブレーキ仕様のロードバイクに15mmのナローリムを使ったホイールを使用する場合、28Cのタイヤまで履く事ができます。

細いタイヤが主流だった時に製造されたフレームの中には、23Cまでのタイヤしか装着できないフレームもあります。

ただし、タイヤの空気を抜いてからホイールを装着しませんと、膨らんだタイヤがブレーキシューに当たって取り付けられませんので、ホイールを組み替える度に空気を抜いたり入れたりする手間が発生します

サイシスト
サイシスト
僕が愛用している練習用タイヤです。
サイシスト
サイシスト
現行品モデルはワリドリム化されていますので、25Cのタイヤに最適化されていますし、28Cのタイヤにも対応しています。

15mmのナローリムに25Cのタイヤを履かせたホイール。

15mmのナローリムに25Cのタイヤを履かせたり、17mmのワイドリムに23Cのタイヤを履かせたりしていますが、特に問題なくサイクリングできています

太めのタイヤがよく使われる理由

ひと昔前まではタイヤが細い程転がり抵抗が小さいという考え方が主流でしたので、レースガチ勢プロ選手23Cやさらに細い20Cのタイヤを好んで使用していました。

ですが、2015年頃からタイヤがある程度太い方が、接地面積が大きくなって摩擦抵抗が増えるデメリットよりも、タイヤが変形しにくくなって変形抵抗が減るメリットの方が大きい事が分かってきました。

また、接地面積が増える事でグリップ力が上がり、高速での下りコーナーでスリップにしくいメリットもあります。

ですので、23Cよりも一回り太い25Cのタイヤがレースでよく使われる様になりました。

そして、急速に普及してきているディスクブレーキのロードバイクには、強い制動力がある油圧ブレーキに対応したグリップ力を確保する為に、28Cから32Cの太いタイヤが使われ始めています。

サイシスト
サイシスト
25C程度の太さのタイヤを履かせますと、抵抗が小さくグリップ力も十分ありますのでバランスが良いです。

細いタイヤはスポーク切れトラブルに強い

リムブレーキ仕様のロードバイクに28Cの太いタイヤを履かせた場合、フレームとタイヤのクリアランスが狭くギリギリ使用できている状態になります。

もし、サイクリング中にスポークが切れますと、ホイールが大きく横振れする事によりタイヤがフレームに接触して自走不能になるリスクが高くなります。

その様なメカトラブルを想定しますと、細いタイヤの方が良い場合もあります。

サイシスト
サイシスト

ロングライドでリアホイールのスポークが切れた事がありましたが、その時は23Cのタイヤを履かせていましたので何とか自走できました。
ですが、後日タイヤを確認しましたらサイドウォールが少し擦れていました

まとめ

15mmリムには23Cタイヤ17mmリムには25Cタイヤがおすすめ。

フレームやブレーキキャリパーに接触しない限り、太いタイヤを履く事ができる。

適正な太さのタイヤは抵抗が小さくなるので、より速く走行できる。

サイクリング中のスポーク切れを想定すると、細いタイヤにもメリットがある。

リム幅に合ったタイヤを選んで、見た目と走行性能を向上させましょう。

【転がり抵抗軽減】うわっ…タイヤの空気圧、高すぎ…? 適正空気圧で速く走ろうタイヤを適正空気圧にしますとパワーロスが軽減できたり、乗り心地も向上したりします。 タイヤの空気圧が高すぎますと推進力が減退したり、乗り心地も悪くなったりします。 タイヤの空気圧が低すぎますと転がり抵抗が増えたり、リム打ちパンクがしやすくなったりします。 タイヤの適正空気圧は意外と低いです。...
【転がり抵抗軽減】タイヤの太さと空気圧を最適化しようタイヤにも体重制限があります。 空気圧を高くしますと、走行中に自転車が跳ねます。 空気圧を低くしますと、パンクしづらくなります。 太いタイヤは細いタイヤより接地面積が大きく、転がり抵抗も増えます。 走行する路面によりタイヤ幅や空気圧の適正値が異なります。 空気圧を落として走ると乗り心地が向上します。...
【ヒルクライム】ホイールを変えて速く走ろうホイールは重量の他に剛性も重要です。 ヒルクライムでは速度域が低いですので、リムハイトが低くても剛性さえ確保されていましたら問題ありません。 ハイエンドタイヤにしますと費用対効果が高く、ヒルクライムでも速く走れます。...

【広告】-ここから-



【広告】-ここまで-