リム幅が22.5mmとワイドリム化されていますが、このホイールに一番合うタイヤ幅は何ミリですか?
ホイールに合うタイヤ幅の選び方について分かる。
ホイールに合うタイヤ幅を知りたい人。
2010年頃までロードバイクのタイヤ幅は23mmが主流でしたが、今ではワンサイズ太い25mm幅のタイヤが主流になりました。
ですが、今でも幅の狭いホイールが一部ありますので、そのホイールに太いタイヤを履かせてもメリットが最大化されません。
そこで本記事では、ホイールに良く合うタイヤ幅の選び方について取り上げます。
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目次
本記事の要約
15mmのナローリムには23Cのタイヤ、17mmのワイドリムには25Cのタイヤがおすすめです。
リムブレーキ仕様のロードバイクに28Cのタイヤを履かせる場合は、フレームやブレーキキャリパーのクリアランスに余裕があるか事前に確認しておきましょう。
15mmリム×23Cタイヤ、17mmリム×25Cタイヤがピッタリ
15mmナローリムには、23Cタイヤが一番良く合う
ナローリムに23Cタイヤを付けたホイール。
リムからのタイヤ張り出しが小さい。
17mmワイドリムには、25Cタイヤが一番良く合う
ワイドリムに25Cタイヤを付けたホイール。
リムからのタイヤ張り出しが小さい。
リム幅とタイヤ幅について
ホイールに取り付けられるタイヤの幅は、リムの内幅で決まります。
JIS規格では、リム内幅の1.4倍から2.4倍までが適正タイヤ幅として規定されています。
そのJIS規格を基に15mmのナローリムに取り付けられるタイヤを計算しますと、21Cから36Cまでのタイヤが履ける事になり、17mmのワイドリムの場合は23Cから40Cまでのタイヤが履ける事になります。
ですが、リム幅に対して太すぎるタイヤはブレーキシューが交換時期まで摩耗した時にブレーキを掛けますとタイヤがブレーキキャリパーに接触しますし、ブレーキシューが摩耗していなくてもタイヤがフレームに接触します。
逆にリム幅に対して細すぎるタイヤはリムのフックにうまく引っ掛けられず装着できません。
リムブレーキ仕様のロードバイクに15mmのナローリムを使ったホイールを使用する場合、28Cのタイヤまで履く事ができます。
ただし、タイヤの空気を抜いてからホイールを装着しませんと、膨らんだタイヤがブレーキシューに当たって取り付けられませんので、ホイールを組み替える度に空気を抜いたり入れたりする手間が発生します。
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15mmのナローリムに25Cのタイヤを履かせたホイール。
15mmのナローリムに25Cのタイヤを履かせたり、17mmのワイドリムに23Cのタイヤを履かせたりしていますが、特に問題なくサイクリングできています。
太めのタイヤがよく使われる理由
ひと昔前まではタイヤが細い程転がり抵抗が小さいという考え方が主流でしたので、レースガチ勢やプロ選手が23Cやさらに細い20Cのタイヤを好んで使用していました。
ですが、2015年頃からタイヤがある程度太い方が、接地面積が大きくなって摩擦抵抗が増えるデメリットよりも、タイヤが変形しにくくなって変形抵抗が減るメリットの方が大きい事が分かってきました。
また、接地面積が増える事でグリップ力が上がり、高速での下りコーナーでスリップにしくいメリットもあります。
ですので、23Cよりも一回り太い25Cのタイヤがレースでよく使われる様になりました。
そして、急速に普及してきているディスクブレーキのロードバイクには、強い制動力がある油圧ブレーキに対応したグリップ力を確保する為に、28Cから32Cの太いタイヤが使われ始めています。
細いタイヤはスポーク切れトラブルに強い
リムブレーキ仕様のロードバイクに28Cの太いタイヤを履かせた場合、フレームとタイヤのクリアランスが狭くギリギリ使用できている状態になります。
もし、サイクリング中にスポークが切れますと、ホイールが大きく横振れする事によりタイヤがフレームに接触して自走不能になるリスクが高くなります。
その様なメカトラブルを想定しますと、細いタイヤの方が良い場合もあります。
ロングライドでリアホイールのスポークが切れた事がありましたが、その時は23Cのタイヤを履かせていましたので何とか自走できました。
ですが、後日タイヤを確認しましたらサイドウォールが少し擦れていました。
まとめ
15mmリムには23Cタイヤ、17mmリムには25Cタイヤがおすすめ。
フレームやブレーキキャリパーに接触しない限り、太いタイヤを履く事ができる。
適正な太さのタイヤは抵抗が小さくなるので、より速く走行できる。
サイクリング中のスポーク切れを想定すると、細いタイヤにもメリットがある。
リム幅に合ったタイヤを選んで、見た目と走行性能を向上させましょう。
https://cycist-ceb.com/0068_optimize-tire-size-and-pressure/
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