サイクリング中に手がしびれてくると、サイクリングに集中できませんよね。
パーツ交換で手のしびれを軽減できる
ライダー側の対策で手のしびれを軽減できる
サイクリング中の手のしびれに困っている人
サイクリング中の手のしびれを軽減できる方法について、分かる内容にしました。
この記事を読んで、手のしびれを気にせずサイクリングを楽しみましょう。
それでは、どうぞ。
目次
パーツ交換やライダー側の対策でしびれを軽減できる
手のしびれの原因は振動と血管や神経の圧迫で起きますので、振動を軽減できるパーツに交換したり神経が圧迫されにくいバーテープやグローブを使ったりして、手のしびれを緩和する事ができます。
また、信号待ちでストレッチしたり路面状態の悪い道を避けたりするのも効果的です。
手に伝わる振動について

血管や神経の圧迫がしびれの原因になる
手のしびれには個人差がありますので、手がしびれやすい人もいれば、しびれにくい人もいます。
体のしびれは血管や神経が圧迫される事で起こりますので、机にうつぶせになって寝ていると手がしびれてきますし、正座していると足がしびれてきます。
ですので、血管や神経の圧迫を軽減できれば、サイクリング中に手がしびれにくくなります。
今回紹介する対策を実施しても手のしびれが改善できない場合は、これ以上手のしびれを悪化させない為にも一度病院に行って診察してもらう事をお勧めします。
三本ローラー台の練習でしびれていた
僕の場合、実走では400km以上走っても手のしびれは感じませんでしたが、三本ローラー台で室内練習をしている時に毎回左の手のひらだけがしびれていました。
一時期タオルをハンドルに乗せてからローラー台で練習していた所、タオルがローラー台を回している時に発生する振動を吸収してくれた為、手のしびれが軽減できました。
でも面倒になり、ハンドルにタオルを乗せてから練習する事はなくなりました。
カーボン製品の衝撃吸収効果は微妙
僕が鈍感であるのが原因かもしれませんが、カーボン製の「フレーム」「ハンドル」「シートポスト」が付いたロードバイクに乗り比べた所、アルミフレームの練習車との衝撃吸収性の違いは体感できませんでした。
詳しくは、こちらの記事に書いてありますので、併せてご覧ください。

ローラー台で練習していると手がしびれていました。
パーツ交換で手のしびれが軽減

タイヤを太くすると衝撃吸収性が大幅に向上する
太いタイヤは、細いタイヤより空気量が多くなります。
空気量が多くなるとタイヤが変形しづらくなりますので、空気量が多くなった分だけ空気圧を下げる事ができます。
空気圧を下げる事でタイヤの衝撃吸収性が向上し、路面から伝わる振動を大きく軽減する事ができます。
ちなみに、空気量が増えた場合は空気圧を下げないとタイヤの路面設置面積が小さくなり過ぎてしまいます。
路面設置面積が小さいとグリップ性能が低下する為、スリップしやすくなり落車転倒の原因になりますので、空気圧の管理に注意が必要です。
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バーテープを交換すると衝撃吸収性が改善する
バーテープも、レース向けの物とロングライド向けの物があります。
レース向けのバーテープは、薄手で握りやすいです。
ロングライド向けのバーテープは、長時間サイクリングしても手への負担を減らせられる様に衝撃吸収性の高い素材が使われており、レース向けのバーテープから比べると厚手になっています。
バーテープは消耗品ですので、使っている内に潰れてきて衝撃吸収性が悪くなってきます。
バーテープは黒色の場合、汚れが目立ちにくいので見た目の劣化具合は分かりづらいですが定期的に交換しましょう。
僕も10年以上バーテープを交換していませんでしたが、厚手のバーテープに交換してから三本ローラー台での室内練習で、練習中に手がしびれる症状がかなり軽減でき、左手のしびれは気にならなくなりました。
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バーテープ二重巻きは最終手段
バーテープの二重巻きは、ハンドルから手に伝わる振動を大幅に減らせられます。
ただし、バーテープの二重巻きをする事によってハンドルが太くなり、握りにくくなりますのでお勧めはできません。
何をしても手がしびれる場合のみ、よく握る部分にだけ追加でバーテープを巻くと良いでしょう。
グローブを交換すると衝撃吸収性が改善する
バーテープでハンドルから伝わる振動を軽減させられますが、グローブでも振動を軽減させる事ができます。
バーテープ同様、サイクルグローブも振動吸収性に優れた物を使用すると効果的です。
フィット感重視の薄いパッドが採用されているグローブとロングライド向けに開発された厚手のパッドが採用されているグローブがありますので、自転車用品店で買う場合は試着して装着感を確認してから購入すると良いでしょう。
商品が多すぎてどれがいいか分からなければ、店員に相談してお勧めのグローブを紹介してもらうと良いでしょう。
サイクルグローブも使っている内にパッドが潰れていき、衝撃吸収性が低下しますので定期的な買い替えが必要です。
エアロバーを使うと手に掛かる負担が大幅に減る
ドロップハンドルやフラットバーを握ると、腕に掛かる負担が手のひらに集中します。
でも、エアロバーを付けると腕に掛かる負担が肘あてに移せますので、手のひらに掛かる負担を大幅に軽減できます。
また、肘あてにもたれかかる様にしてペダルを漕げますので、ツーリング時の体に掛かる負担が減る事で疲れにくくなります。
エアロポジションは、肘を狭めますので少々窮屈な姿勢になりますが、ドロップハンドルのどの部分を握るよりも空気抵抗を軽減でき、平坦路での巡行速度が速くなります。
ただし、イベントや集団レースではエアロバーが使えない規則になっていますので、イベントや集団レースに出場する場合は外しましょう。
詳しくは、こちらの記事に書いてありますので、併せてご覧ください。

ライダー側の手のしびれ対策

ストレッチで気分スッキリ
サイクリング前やサイクリング中の信号待ちの時に、腕を上に伸ばして行う上体伸ばしストレッチを行うと、前傾姿勢で長時間上体を屈めている上半身がほぐれスッキリします。
圧迫された手のひらや、上半身を支えている腕の疲労が緩和される効果が期待できます。
劣化ひび割れしている道は避ける
劣化ひび割れして状態が悪い道路より、舗装したての道路の方が振動が少なく走りやすいです。
ですので、ツーリングや練習で走るコースを決める場合は、アスファルトが劣化してひび割れている道を避ける様にしましょう。
振動対策だけでなく、落車やパンクのリスクを軽減できます。
脚力が付いてくると手の負担が減る
脚力を付けるとサドルとハンドルに加わる負担がペダルに集中しやすく、手のひらに掛かる負担が減り、お尻も痛くなりにくくなります。
そして、力強く漕げますので速くなり、いい事尽くしです。
ロードバイクを始めたばかりで十分な脚力が付いていない人でしたら、サイクリングや練習を継続する事で急激に脚力が付いてきますので、手のひらに掛かる負担の一部がペダルに移り手のしびれが軽減できます。
でも、ロードバイクを始めて2~3年ぐらい経っている人は、これ以上の脚力アップが難しくなってきます。
なお、脚力が付いてきましたら、体幹も鍛えないとペダルに加える力が上半身に逃げてしまいますので、体幹を鍛える為にアブローラーや体幹トレーニングを週1回は行いましょう。
詳しくは、こちらの記事に書いてありますので、併せてご覧ください。

まとめ
しびれは、血管や神経の圧迫が原因である。
タイヤやバーテープやグローブなど、振動が伝わる部分の衝撃吸収性を向上させると、手のしびれが軽減できる。
路面状態の悪い道を避けて走り、信号待ちで軽くストレッチすると、手の疲労が軽減できる。
また、脚力が付いてくると手に掛かる負担が脚に移る為、手の負担が軽減される。
以上の事を行うと、サイクリング中のしびれを緩和できます。