体重が重い人が乗ってもロードバイクは大丈夫でしょうか?
ママチャリよりも細いタイヤが付いているロードバイクは体重が重い人が乗りますとタイヤが押しつぶされてしまいそうですよね。
ロードバイクの体重制限について分かる
ロードバイクを始めとするスポーツサイクルは、耐久性よりも走行性能に特化させています。
ですので、スポーツサイクルは実用車よりも耐久性を犠牲にして軽量性を追求しています。
そこで本記事では、肥満体型の人でもロードバイクに乗れる事について取り上げます。
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目次
本記事の要約
タイヤを太くしますとエアボリューム量が増えますので、細いタイヤよりも空気圧を下げられます。
ミドルグレードのロードバイクでしたら、125kgまでの体重の人が乗っても問題ありません。
ロードバイクの体重制限について
ホイールが耐えられる空気圧にも上限がある
体重が重い人は軽い人よりもタイヤの空気圧を高くしませんと、自転車に乗った時に体重でタイヤが押しつぶされてしまいます。
ですので、体重が重い人はタイヤの空気圧を高めにしないといけませんが、クリンチャータイヤやチューブレスタイヤなどリムにタイヤのビートを引っかけるタイプの場合、空気圧が8.5barを超えますとリムが空気圧に耐え切れられず壊れてしまいます。
ですが、実際には多少許容空気圧を超えたとしても簡単にはリムが壊れない様に安全値が盛り込まれていますので、リムの許容空気圧8.5barを超えたとしても直ちにリムが壊れる事はないと思われます。
しかし、リムブレーキの場合、リムにブレーキシューを当てる事で得られる摩擦力で制動しますので、ホイールを使い続けていきますとリムが徐々にすり減ります。
リムがすり減りますとリムの強度が落ちますので、新品の時には問題がなかった空気圧でもすり減ったリムでは同じ空気圧に耐え切れずに壊れてしまいます。
ちなみに、ディスクブレーキの場合はリムがすり減りませんので強度が落ちにくいですが、ホイールを使い続けますとリムに金属疲労が蓄積しますので、リムがすり減っていなくても新品の時より強度が落ちてしまいます。
タイヤを太くすると空気圧を下げられる
タイヤは太くなる程、エアボリューム量が増えますので、エアボリューム量が少ない細いタイヤよりも太いタイヤの方が低い空気圧で同じ荷重を受けられます。
リムブレーキモデルでは28mmまでのタイヤが履けますので、体重が重い人は700×28cのタイヤにしますと体重でタイヤが潰れにくくなります。
ちなみに、ディスクブレーキモデルのロードバイクでは32mmまでのタイヤが履けます。
太いタイヤは荷重に強いだけではなく、路面の接触面積が広い為、よくグリップしますので晴天雨天問わず安定した制動力が得られます。
ですので、体重の重い人がこれからロードバイクを始めようとしている場合は、ディスクブレーキモデルのロードバイクをおすすめします。
ホイールの体重制限は両輪合わせて140kg
一般的なロードバイクのホイールの場合、JIS規格では両輪合わせて140kgまでの荷重を受けられますので、極端に体重が重い人でなければホイールの強度を心配せずに自転車に乗る事ができます。
ただし、ヒルクライム向けの決戦用超軽量カーボンホイールは85kgの体重制限があります。
ロードバイクの体重制限は125kg
トレックのスポーツサイクルにはライダーの体重制限が設けられています。
ロードバイクやタイムトライアルバイクなど舗装路に特化したスポーツサイクルの場合では125kgの体重制限があります。
クロスバイクやシクロクロスバイクやグラベルバイクなど未舗装路も走れるスポーツサイクルでしたら136kgとロードバイクより少し体重制限が緩いです。
体重が重くてロードバイクに乗れない場合でも、シクロクロスバイクにしますとロードバイクに近い走行感を味わえます。
ちなみに、トレック以外のメーカーでも体重制限はほぼ同じです。
体重が重い人はアルミ製ロードバイクに乗ろう
レース向けのピュアロードバイクでは軽量化を追求する為に、耐久性を犠牲にしています。
ですので、6.8kgに近い超軽量スポーツサイクルでは超軽量カーボンホイールと同様に85kgの体重制限が設けられていると考えられます。
プロや実業団のレースでは自転車の最低重量が設定されており、6.8kgより軽いと出走できません。
ですので、体重が重い人は予算が潤沢にあったとしても、ハイエンドカーボンロードバイクではなく、ミドルグレードまでのロードバイクを選びましょう。
リア8速のクラリスコンポーネントが採用されています。
機械式ディスクブレーキですが、リムブレーキより安定した制動力があります。
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油圧式ディスクブレーキを採用していますので、雨天でもより安心してブレーキを掛けられます。
まとめ
クリンチャータイヤやチューブレスタイヤなどリムにタイヤのビートを引っかけるタイプのホイールは、空気圧を高くし過ぎると圧力に耐え切れず壊れる。
タイヤを太くするとエアボリューム量が増えるのでタイヤが体重で潰れにくくなり、細いタイヤよりも空気圧を下げられる。
軽量性に特化したホイールでなければ、JIS規格上両輪合わせて140kgの体重に対応できる。
軽量性に特化したスポーツサイクルでなければ、125kgまでの体重の人が乗っても問題ない。
プロやガチでレースに取り組んでいる人が乗る様なハイエンドロードバイクを選ばなければ十分な耐久性があるので、ミドルグレードまでのロードバイクがおすすめ。
ロードバイクでも体重制限が緩いですので、通勤ではロードバイクに乗って日頃の運動不足を解消させましょう。
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