ロードバイクを購入した場合、年間いくらお金が掛かりますか?
走行距離や消耗品の交換頻度によって変わりますが、年間10,000km走行する場合はおおよそ9万円の年間維持費が掛かります。
また、ホイールやスプロケットのパーツを購入しますとさらにお金が掛かりますし、自転車全体が消耗品ですので10年で自転車を乗り換える事も考えて購入費用を積み立てますと年間10万円以上必要です。
ロードバイクの年間維持費が分かる。
ロードバイク購入前に年間維持費を知りたい人。
初期費用が高いロードバイクは、購入してからも走行する度にタイヤなどが消耗していきます。
さらにホイールやパーツのアップグレードや、次のロードバイクを購入する為の資金を積み立てる事も考えますとさらにお金が掛かります。
そこで本記事では、ロードバイクの年間維持費について取り上げます。
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目次
本記事の要約
サイクリングでは大きく分けて、タイヤなど自転車自体に掛かる物と補給食など人に掛かる物の二つに分類されます。
自転車に掛かる消耗品に多くのお金が掛かると思われますが、サイクリングの度に必要になる補給食やドリンク代の方が高くつきます。
また、自転車本体やパーツなど摩耗しない物も走行中の振動や衝撃による疲労の蓄積で破損しますので、一度購入すれば永久に使える訳ではありません。
ロードバイクの年間維持費
ロードバイクの年間維持費は走行距離に完全に比例する訳ではありません。
使用頻度が少なくても経年劣化するヘルメットや、自転車事故に備えて加入する賠償責任保険は走行距離に関係なく固定費として費用が発生します。
ですので、年間走行距離が少ないと1km換算した時の維持費は高くなります。
走行距離別に3通りのパターンで年間維持費と1km換算した時の維持費を計算しました。
年間維持費
年間5,000km走行時の年間維持費 48,947円
年間10,000km走行時の年間維持費 89,639円
年間20,000km走行時の年間維持費 171,023円
1km換算した時の維持費
年間5,000km走行時の1km換算維持費 9.8円
年間10,000km走行時の1km換算維持費 9.0円
年間20,000km走行時の1km換算維持費 8.6円
年間10,000km走行する時に必要な金額の内訳
km | 円 | 円/km | 円/年 | |
ドリンク | 50 | 150 | 3.000 | 30,000 |
補給食 | 50 | 150 | 3.000 | 30,000 |
タイヤ2本 | 8,000 | 5,480 | 0.685 | 6,850 |
自転車保険 | 10,000 | 5,200 | 0.520 | 5,200 |
チェーン | 8,000 | 3,240 | 0.405 | 4,050 |
ヘルメット | 30,000 | 9,164 | 0.305 | 3,055 |
チューブ2本 | 8,000 | 1,432 | 0.179 | 1,790 |
ビンディングシューズ | 70,000 | 12,500 | 0.179 | 1,786 |
サイクルパンツ | 30,000 | 5,280 | 0.176 | 1,760 |
シフトケーブル リア | 8,000 | 1,082 | 0.135 | 1,353 |
クリート | 30,000 | 2,052 | 0.068 | 684 |
BBベアリング | 50,000 | 2,987 | 0.060 | 597 |
サイクルソックス | 30,000 | 1,749 | 0.058 | 583 |
ブレーキシュー | 30,000 | 1,638 | 0.055 | 546 |
サイクルソックス | 50,000 | 2,236 | 0.045 | 447 |
チェーンルブ | 40,000 | 1,760 | 0.044 | 440 |
バーテープ | 30,000 | 980 | 0.033 | 327 |
リムテープ | 30,000 | 515 | 0.017 | 172 |
年間維持費の内訳
自転車自体に掛かる費用
自転車には多くの部品が使われていますが、特にゴム製品や擦れあう部分が消耗します。
摩耗
タイヤ、チェーン、ブレーキシュー、クリート、ベアリング
使用による劣化
チューブ、リムテープ、バーテープ
破断
ワイヤー類
穴が空く
レーサーパンツ、サイクルタイツ、サイクルソックス
履き潰れる
ビンディングシューズ
経年劣化
ヘルメット
賠償に備える
自転車保険
「タイヤ」「チェーン」「ブレーキシュー」「クリート」「ベアリング」は走行距離に比例して摩耗します。
チューブとリムテープは走行距離に比例してヘタってきますが、ゴム製品のチューブは走行中の衝撃や振動や経年劣化により弾力性が失われますし、リムテープもリムで引っ張られ続ける事により伸びてきます。
バーテープは手汗がしみ込みますし、何度もハンドルを握る内にバーテープが痛んできます。
ケーブル類はシフトチェンジやブレーキ操作する度にケーブルに負荷が掛かり、やがてほつれ始め、さらに使い続けますとワイヤー繊維が切れ出してきます。
サイクルジャージは落車しなければ長く着用できますが、レーサーパンツやサイクルタイツはペダルを漕いでいる時にサドルや膝で擦れる事により生地が破れます。
サイクルソックスも日常の靴下と同様に履き続ける事により指先に穴が空きます。
ビンディングシューズは履き続ける事によりベルクロの接着力が弱くなったり、固定ベルトが切れたり、ソールが剥がれたりします。
ヘルメットは雨や紫外線や経年劣化で脆くなりますので、メーカーが3年ごとの交換を推奨しています。
自動車保険の個人賠償責任特約や自転車保険は自転車事故を起こして高額賠償を請求された時でも、相手方に賠償できる様にする為に必要不可欠です。
ライダーに掛かる費用
自転車では補給食やドリンクに一番お金が掛かります。
10km以下の短距離でしたら補給食もドリンクも携行する必要がなく走行できますが、10km以上をサイクリングする場合は喉が渇きますのでドリンクを携行する必要があります。
25km以上では1時間以上サイクリングする事になりますので、補給食も携行する必要があります。
この補給食やドリンクは1食あたり100円から200円と高くありませんが、サイクリングに毎回必要ですので小さな出費も積み重なりますと大きな出費になります。
消耗品が寿命を迎える理由
タイヤ
タイヤは走行する時にペダルを踏み込んだ力を摩擦力で路面に伝えたり、ブレーキを掛けた時に発生する抵抗を路面に伝えたりする重要なパーツです。
ペダルを漕いだりブレーキを掛けたりしている時だけではなく、ペダルを漕がずに惰性で走行している時にもタイヤのトレッド面は摩擦により少しずつ摩耗していきます。
摩耗が進みますとタイヤのトレッド面が薄くなりますが、薄くなる事により異物を踏んだ時チューブまで到達しやすくなる為、新品のタイヤと比べますとパンクしやすいです。
一般的なタイヤのメーカー推奨交換距離は5,000kmですが、実際はそれ以上使用できます。
タイヤが薄くなってパンクが頻発する様になりましたら新しいタイヤに交換しましょう。
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チェーン
チェーンは屈折する時にローラーとピンが摺動(しゅうどう)します。
摺動が繰り返され続けますと、金属同士が擦れあう事により摩耗してピンがやせ細っていきます。
ピンがやせ細っていきますとピンの強度が徐々に落ちていき、ピンの強度が落ちた時に上りでダンシングしてチェーンに大きな力が加わりますと、ピンが耐え切れなくなって折れてしまう事によりチェーンが切れます。
ピンはローラー内部に収まっていますので目視では摩耗具合を確認できませんが、チェーンチェッカーを使いますと簡単にピンの摩耗具合を確認できます。
一定走行距離毎にチェーンに注油していますとローラーとピンの摺動部に油膜を形成できる為、摺動部の摩擦力が低下する事でピンが摩耗しづらくなりますし、駆動効率も上がります。
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ブレーキシュー
ブレーキシューはブレーキを掛ける時、リムに接触させて摩擦抵抗を発生させる事によりホイールの回転を減退させますので、ブレーキを掛ける度にブレーキシューが摩耗します。
雨天ライドをしなければブレーキシューは30,000km程度持ちますが、リムブレーキの場合は雨天時ブレーキが利きづらくなるだけではなく、ブレーキシューの摩耗が激しくなります。
山岳コースメインのロングライドイベントで雨天走行しますとブレーキシューが大きく摩耗します。
雨天での下り坂の途中でブレーキがさらに利きづらくなった場合は、ブレーキシューが完全に摩耗してシューホルダーの金属がリムに接触してブレーキが利かなくなりますので危険ですし、リム自体も大きく削れてしまいます。
シマノ純正ブレーキシュー
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雨天用社外品ブレーキシュー
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雨天時は制動力が落ちますのでサイクリングしない方が良いですが、サイクルイベントやレースの時に出走する場合は雨天用ブレーキシューに交換して雨天走行に備えておきましょう。
クリート
クリートはペダルと脱着しますとペダルにクリートの樹脂が接触しますので摩耗しますし、ビンディングシューズで歩いてもクリートは摩耗します。
シマノのSPD-SLの場合はクリート左右の色が付いた樹脂が薄くなりますとペダルからクリートを外しづらくなりますので、停車時にビンディングシューズが外れなくて立ちごけする原因になります。
コンビニに立ち寄ったり、歩いたりする時にクリートカバーをクリートに付けますとクリートの寿命が伸びます。
クリート赤色 フローティング(遊び)0°固定タイプ
レース志向 ポジションが出ている人向き
クリート青色 フローティング1° 遊び小タイプ
レース志向 少し遊びが欲しい人向き
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クリート黄色 フローティング3° 遊び大タイプ
ツーリング志向 初心者向き
歩行用クリートカバー
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シマノのSPD-SL用クリートは左右対称に作られていますので、摩耗してもシューズの右側と左側のクリートを組み替えますとより長く使用できます。
クリートを組み替えた後、さらにクリートが摩耗しましたら新しいクリートに交換しましょう。
ボトムブラケット
ボトムブラケットのベアリングはペダルを踏み込んだ時に力が強く加わり、特にチェーンリング側のベアリングに力が集中しますので痛みやすいです。
ベアリングが痛みますと滑らかに回らず、クランクセットを外してベアリングを直接手で回しますとゴロゴロと抵抗がある触感がします。
痛んだベアリングを使い続けますと駆動効率が悪いですし、さらに使い続けますとベアリングが壊れて回らなくなります。
圧入式ボトムブラケット
圧入式ボトムブラケット
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圧入式ボトムブラケット脱着工具
ねじ込み式ボトムブラケット
BSA(JIS)規格 BBシェル幅68mm
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ITA(イタリアン)規格 BBシェル幅70mm
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チューブ
チューブは摩耗しませんので半永久的に使用できると思われるかもしれませんが、走行時の衝撃や振動や経年劣化によりゴムの弾力性が徐々に失われていきます。
ゴムの弾力性が失われたチューブは異物が刺さりやすくなりますので、新品のチューブと比べますとパンクしやすいです。
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リムテープ
リムテープはリムに密着する様に作られていますが、装着して年月が経ちますとリムテープが伸びていき、リムへの張り付きが緩くなり横方向にズレやすくなります。
リムテープがズレてリムホールがはみ出しますとチューブがリムホールに食い込んでパンクします。
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バーテープ
バーテープは手汗がしみ込む事により、肌触りが悪くなります。
また、何度もハンドルを握る事により、バーテープが痛んで破れます。
そして、手汗には塩分が含まれていますので、バーテープに浸透した塩分がアルミハンドルにまで到達しますと腐食してハンドルが折れる事があります。
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シフトケーブル
リアディレイラーは頻繁に変速しますのでデュアルコントロールレバー右側のシフトケーブルは消耗しやすく、他のケーブル類と比べますと切れやすいです。
シフトケーブルはデュアルコントロールレバー内部で切れたり、リアディレイラーのケーブル固定板付近で切れたりする事が多いです。
ケーブルは一度に切れる訳ではなく、編み込まれたワイヤー繊維が1本ずつ切れる事によりケーブルの全長が伸びてリアディレイラーの変速ポイントがズレます。
さらに切れかかったケーブルを交換せずに使い続けていますと、デュアルコントロールレバーやアウターケーブルの内部でケーブルが目詰まりを起こしてシフトアップできなくなります。
ちなみにフロント変速用のシフトケーブルは頻繁に変速しない為、長く持ちますので基本的には交換する事がありません。
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ブレーキケーブル
ブレーキケーブルはブレーキキャリパーのケーブル固定板付近で切れる事が多いです。
ブレーキケーブルの切れ方はシフトケーブルと同じで、編み込まれたワイヤー繊維が1本ずつ切れていき、ケーブル全長が伸びます。
サイクリング中にブレーキレバーのストロークが変わっても、ブレーキキャリパーのアジャスターを回して調整する事により応急処置できます。
応急処置した場合は、帰宅後次のサイクリングまでにブレーキケーブルを交換しておきましょう。
もしもブレーキを掛けた時にブレーキケーブルが切れますと、減速や停車ができなくなりますので非常に危険です。
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ウェア類
レーサーパンツやサイクルタイツはペダリング中サドルに擦れますので穴が空きやすく、ペダリング中に生地が伸縮して、生地が伸びますとお尻が透けやすくなります。
サイクルソックスは普通の靴下と同じく指先に穴が空く事が多く、穴が空きますと指先の汗でシューズが蒸れやすくなりますので快適にサイクリングできません。
ビンディングシューズについて、ベルクロタイプはテープを貼り付けたり剥がしたり繰り返す内に接着力が弱くなり、ラチェット式バックルタイプは何度も締めつける内に樹脂製のベルトが切れます。
また、ベルクロやバックルに問題がなくても、普通の靴と同じく限界まで履き続けますとソールが剥がれます。
サイクルジャージはサイクリング中に強く擦れる所がありませんので落車しない限り穴が空く事が少なく長持ちしますが、洗濯を繰り返しますと生地が伸びていき走行風でジャージがバタついて空気抵抗が増える事によりペダルが重くなり速度が低下します。
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ヘルメット
ヘルメットに使われている発泡スチロールは雨や紫外線により劣化しますが、目視では劣化具合を確認できない為、定期的に買い替える必要があります。
劣化が進行したヘルメットをそのまま使い続けますと、もし落車して強い衝撃がヘルメットに加わった場合、ヘルメットが割れて路面に頭部が直撃しますので非常に危険です。
また、一度強い衝撃を受けたヘルメットは二度目の衝撃に耐えられず割れる危険性が高いですので買い替えが必要です。
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自転車保険
自転車事故を起こした場合、相手方が落命してしまう事もありえます。
人を落命させたり高度な後遺障害を負わせたりした場合は賠償額が1億円になる事もあります。
1億円の貯金があるのでしたら問題ないですが、ほとんどの人はそんな大金を用意できませんので、自動車保険に個人賠償責任特約を付けたり自転車保険に加入したりして自転車事故時の損害賠償に備えておく必要があります。
ドリンクと補給食
サイクリングしていますと喉が渇き、特に夏場は暑さで熱中症になりやすいです。
喉が渇いたままサイクリングしていますと脱水症状を起こします。
脱水症状も軽度ではめまいを起こす事により気分が悪くなります。中度ではさらに頭痛を起こし、重度では救急車を呼ぶほどの重症になります。
汗をかく事で塩分が失われます。水道水を飲んで水分補給していますと体の塩分濃度が低下して十分に水を飲んでいても脱水症状が起きますので、サイクリング中の水分補給はスポーツドリンクが適しています。
また、サイクリング中はカロリーを消費しますのでお腹が空きます。
お腹が空いた状態でサイクリングを続けますと力が入りませんし、さらに無理してサイクリングを続行しますとハンガーノックを起こして動けなくなりますので、お腹が空く前に補給食を食べてカロリーを補給し続ける必要があります。
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車体やパーツも消耗品
自転車やパーツなど摩耗しない物でも、サイクリング中の振動と衝撃により痛みます。
アルミ合金製パーツは硬くてしなりがありませんので、振動や衝撃を受け流せず金属疲労が蓄積されやすいです。
また、アルミ合金製パーツは金属疲労の蓄積が外見では分からず、金属疲労の蓄積が限界を超えますといきなり割れます。
クロムモリブデン鋼やカーボン繊維で作られたパーツは、応力に対して弾性変形でしなる事によりある程度力を受け流す事ができます。
ですが、弾性変形の限界を超える振動や衝撃を受けますと力を受け流す事ができませんので疲労が蓄積されていき、疲労の蓄積が限界を超えますといきなり割れます。
また、カーボン製パーツは側面からの衝撃に弱く、壁に立て掛けていた自転車が倒れただけでフレームが割れる事もあります。
ですので、自転車自体の過走行による破損に備えて毎月お金を積み立てておき、一定距離(例えば100,000km)走行毎に自転車を乗り換えた方が安全安心です。
高価なカーボンバイクやホイールを長い期間使い続けたい場合は練習用にミドルグレードのアルミバイクを用意して、「練習では練習車」「レースやサイクルイベントではカーボンバイク」と自転車を使い分けると良いでしょう。
まとめ
タイヤは摩擦力を利用して進んだり曲がったり止まったりするので摩耗する。
チェーンは屈折する時にピンが摺動するので摩耗する。
ブレーキシューはリムに接触させて摩擦抵抗を発生させる時に摩耗する。
クリートはペダルと脱着する時に摩耗する。
ボトムブラケットはペダルを踏み込んだ力を受け止めるので消耗する。
チューブは走行時の衝撃や振動や経年劣化により劣化する。
リムテープは使用すると伸びて横方向にズレやすくなり、リムホールをカバーできなくなる。
シフトケーブルは変速する時に負荷が掛かり損傷する。
ブレーキケーブルはブレーキ操作をする時に負荷が掛かり損傷する。
レーサーパンツやサイクルタイツはサドルに接触する時に生地が傷む。
サイクルソックスは指先に穴が空く。
ヘルメットは雨や紫外線にさらされる事により劣化する。
自転車保険は自分のお金では賠償できない場合に備えて加入する必要がある。
ドリンクや補給食はサイクリング中に喉が渇いたりお腹が空いたりするので、一定間隔毎に接種する必要がある。
上記の消耗品を必要に応じて交換していくと年間10,000km走行した場合、年間8万円、1kmあたり8円の維持費が必要になる。
フレームやホイールやパーツ類は摩耗しないが金属疲労するので、一度購入すれば永久に使用できる訳ではない。
ロードバイクは購入する時だけではなく維持する時にもお金が掛かりますので、身の丈に合った価格帯の自転車を購入してサイクリングを楽しみましょう。
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